スミノフアイス応募者全員プレゼント
〜 知ってる人だけ得をした? 〜


インターネットから、親切な友人から、スミノフアイス応募者全員プレゼントという情報を得た方々。
こういう場合何と声をかけたら良いのだろう。おめでとうございます? 飲みすぎにご注意ください?

「何のこと?」という方のために、まずそのキャンペーン記事を転載。(JFNホームページ内のもの)

前回の企画が大好評につき、
 第2回のスミノフアイス応募者全員プレゼント企画を実施します。
 前回、惜しくも応募が間に合わなかった皆様、
 楽しい年末のパーティー・アイテムとして、ふるってご応募ください。
 <スミノフアイス24本入り1ケース>を、
こちらのサイトから応募して頂く全ての方へプレゼントします。


 応募要項
 ※ ケース送料は着払いで応募者負担となります。
 ケースの重さは約12kgです。発送費は下記のとおりとなっております。
 ● 全国一律(沖縄県及び離島地区を除く)  800円(税込)
 ● 沖縄県及び離島地区  1,300円(税込)
 ※ 未成年者のご応募はできません。
 ※ できるだけ多くの方へお届けするために、1名様1ケースまでとさせていただきます。
 ※ 応募期間は11月24日(月)〜12月8日(月)18時00分までとさせて頂きます。
 販売を目的とするなど、応募に不正が認められた場合は、商品をお送りできない場合があります。
 ※ 発送時期は12月中〜下旬を予定しております。
 ※ キャンペーンは早期終了する場合があります。

スミノフアイスとは、ウォッカの「スミノフ」をベースにしたレモン風味の炭酸アルコール飲料。1999年にイギリスで発売され各国で人気を得ているようだが、日本での認知度はまだ低いよう。
「スミノフだかトカレフだか知らねーけど酒なら何でもいいからくれ」という応募者が多くいたのかどうかは定かではないが、12月5日を持ってキャンペーンは早期終了してしまった。
「何だよ知らなかった残念!」という方の思いとは裏腹に、全国の応募者たちはスミノフアイス24本入りの段ボール箱の到着に感激したことであろう。



▲ペリカン便のおじさんが届けてくれた玉手箱

しかし今回のキャンペーン。商品の宣伝としてはあまりに派手ではないかと思われる。定価は1本あたり230円であるから、実に5520円分の酒が無料(ただし送料800円は応募者負担)で配られたのである。日本には『タダより高いものはない』という格言もあるだけに、酒欲しさに応募しながら不安を持つ人もいるかもしれない。



▲プレゼントで届いたスミノフアイス(左)と店頭で購入したスミノフアイス(右)。間違いなく同一の品物。

そこで、
・いったいどうしてこんなことが可能なのか?
という、ぶしつけな質問を『JFNスミノフアイス・プレゼント事務局』にぶつけてみた。しかしその回答は「JFNリスナーへのプレゼントです」という当たり障りのないもので、スミノフアイスが大量に配られる真相については何も教えてくれなかった。(普通に「あまり売れないから在庫処分」と考えるのが妥当な気がするが……)
仕方ないので都内の酒屋を回り、今回のキャンペーンの反響を確認してみることにした。スミノフアイス販売店の売り上げにも影響があるかもしれない。

A店……「年末だし、最近は足がはやい(良く売れている)ね〜」
B店……「売れてますよ〜」
自分の店の商品を「売れてません」と答える店など普通あり得ないため、この辺は当然の回答か。
ただ、他に回った店では……、
C店……「スミノフライス? スミノフライク?
と、自分の店にスミノフアイスを置いておきながら認知できていない店主もおり、この辺にスミノフアイスの売り上げが元々芳しくないのだという実態を垣間見る事ができる。(「飾りのようなもの」というお店も……)
そして今回調査した店(5店舗)の中で、プレゼントキャンペーンに関して認知している店は一軒もなかった。キャンペーン前後で売り上げが変化しているということもなさそうで、特に問題視しているような店はなかった。

しかし一方でスミノフアイスは、11月26日付の『楽天ランキング市場』(洋酒リキュール部門)で売り上げ20位にランクインしていたものの、12月16日付ではランク外(31位以下)に落ちてしまっている。少なからず影響はあるようだ。

そんなスミノフアイスの味はと言うと……、甘いフルーツジュースのようである。炭酸はあるが飲み易いかと思われる(でも売れていない?)。
そして口を付ける前に無料スミノフアイスのラベルを確認したのだが、賞味期限は『2004年3月』。やはり在庫処分を兼ねた宣伝と考えて良さそうだ。飲み物の賞味期限がこれだけ迫っていることは普通珍しいので、応募された方は注意しておいた方が良いかと思われる。
っていうかそれより……、




店で買ったヤツの方が直近!! (2004年2月まで)

工場より問屋の方が在庫を抱えているというのも現実か……。





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