海底に車両5台、5遺体発見−坂出港
〜 香川県発、不可思議な事件 〜


8月6日、「香川県坂出市林田町」の坂出港林田岸壁近くの海底で5台の車両が沈んでいるのが午前9:45分から午後4時20分頃に掛けて相次いで見つかった。

以下に8月7日、我々が午後6時に現地で行った取材内容をご報告致します。


写真1
      林田岸壁地図


1.北西岸
・林田岸壁北西岸で引き揚げられた2台はすでに撤去されていた。
・岸壁には車と一緒に引き揚げられた海底のヘドロが残されていた。
・現場付近の水深は10メートル前後。
・周辺にはいつもなら釣り客やカップル(眺めは瀬戸大橋を一望できて非常に良い)で賑わうらしいが、釣り人1人だけであった。 その他に事件現場の見物客が10人程度確認された。
・付近には野良犬が多数(10匹程度)確認された。
・車輪止めはタバコの箱1.5個分の高さ。(約12センチ)
・岸壁横の階段には白いゆりの花が一束置かれていた。
・周辺住民の聞き込みによると、林田岸壁では夜になると多数の暴走族が集まりチキンレース(車やバイクで走行しながら岸壁ギリギリに停止することを争う)を行っているらしい。 (正面出入口は夜間11時から朝5時まで閉鎖されるが、あまり効果は出ていない)。
翌朝にはタイヤのこげた匂いがすることもあるらしい。


写真2
      「林田港」を見たところ。

写真3
北東岸に引き揚げられた軽自動車。(青いビニールシートに包まれている。)

写真4
左側前輪を見たとろ。ホイールカバーに海藻類が付着している。


写真5
    岸壁横の階段におかれた白いゆりの花束。


2.北東岸
・引き揚げられた3台のうち1台(軽乗用車)だけが青いビニールシートで包まれたまま放置されていた。
明日(8月8日)に撤去するらしい。
・引き揚げられた軽自動車の周りには車の中に入っていたヘドロやヒトデ(海星)が散乱している。
・残り2台の車輌が引き揚げられた位置には今もヘドロが残っている。
・残りの2台は前日(8月6日)に撤去されている。
・現場付近の水深は5メートル未満とやや浅い地域。
・現場の東側では多数漁船が停泊しており、普段は漁民で賑わっているらしい。
・午後6時には瀬戸内海放送が事件の取材を始める。


現場は事件から24時間経って、普通の漁港と変わりなく静かであった。
付近住民は口をそろえて、捜索すればもっと車輌が引き揚げられるはずであると語る。
暴走族のたまり場、自殺の名所として付近では有名であり、以前にも家族の自殺を目撃した釣り人がいたらしいが、手遅れで引き揚げられたことがあったという話である。


写真6 写真7
            高さ12センチ程の車輪止め。


これを乗り越えて落ちて行ったということか・・・





探偵ファイルTOPへ戻る