今、プロ野球が面白い!? その2
〜 「ドームラン」ってご存知? 〜


先日の探偵魂でお伝えした「インターネット投票で、どうなるオールスターゲーム!?
ファン投票の結果は、2年間一軍での登板機会のない川崎投手が堂々(!?)1位に選ばれ、同投手は辞退、2位の井川投手が特例で1位になるという前例のないものとなった(参考記事)。事務局側は、これを「異常事態」として、来年よりインターネットでの投票について、大幅に見直す可能性を示唆しているが、どうなることやら…。

さて、野球とインターネットといえば、最近一部ネットなどで使われている「ドームラン」という言葉があるのをご存知だろうか。ドーム球場のドームとホームランをかけあわせた造語で、「主に東京ドームでジャイアンツの選手の打った外野フライが、空調によってホームランとなっていたもの」を表す言葉である。
その昔、「がんばれ!! タブチくん!!」というギャグマンガでタブチ選手(現・阪神打撃コーチ)が打ち上げた凡フライを巨大な扇風機であおいでホームランにしてしまうというものがあったが、それと同じようなことが東京ドームで行われている、というのだ!

写真1

 映画・がんばれ!! タブチくん!!
 西田 敏行の吹き替えがサイコー


巨人、東京ドームのW疑惑勃発
「巨人が使っているボールは飛び過ぎる。それに、巨人攻撃の時だけ冷房用の送風が全開になる」というのが、ダブル疑惑だ。(ZAKZAK

「そんなアホな!」と思われる方が大多数だろう。
しかしこの度、衝撃的なニュースが海外より伝えられた。

ツインズ本拠地で地元有利の空調操作 攻撃中だけ追い風ブンブン
メトロドームの空調操作疑惑が、ついに明らかになった。26日付のミネアポリスの地元紙「スター・トリビューン」は、同球場の元管理責任者のディック・エリクソン氏の告白を掲載。同氏は「チームに有利に働くよう試合中にドーム内の換気装置を操作。攻撃中に限り本塁後方の吹き出し口から外野方向に風を送っていた」と語っている。さらに同氏は「2点くらい負けていた場合、できる限り風を送っていた。それがアドバンテージというもの。罪悪感を感じていない。どこの球場でも(地元に)有利なようにやっているのさ」とコメント。(読売)

このメトロドームは、東京ドームのモデルになった球場と言われているだけに、野球ファン(特にアンチ巨人ファン)は「やはりドームランは実在した!」と大騒ぎしている。
ちなみに、ジャイアンツびいきの審判(アンパイア)をアンチはジャンパイアと呼んでいるらしい。


写真2 写真3
        ドームラン疑惑の渦中(!?)の東京ドーム


東京ドーム潔白
〇東京ドームは、メトロドーム同様に、外気より気圧を30mmaq(ミリアクア)高くして屋根を持ち上げている。スタンドを取り巻くように空調の吹き出し口があるが、東京ドーム関係者は「全体にバランス良く風を送っています。一部方向からだけということは絶対ありません」と話し、操作していないことを強調した。(同記事)

と、同じ記事の中で東京ドーム側は“疑惑”を否定しているのだが、果たして・・・。

また、最近のホームランに関しては「ミズノ製のボール」の問題があるとの指摘もなされている。プロ野球の公式ボールにはサンアップ社とミズノ社の2種類が認められているのだが、このミズノ社製のボールは「飛ぶボール」として知られている。


写真3
(サンアップ製とミズノ製 ナゴヤドームでのホームランの比較表 サンスポ記事より引用)


確かに、今年よりミズノ製のボールを導入した横浜では、タイロン・ウッズが場外ホームランを連発するなどその影響が垣間見える(勝敗の成績はエライことになっているが)。
全球団に導入されているパリーグではカブレラやローズがHRシーズン記録の55本を更新するかの勢いだし、先日などはダイエー×オリックス戦の29-1という「なんのスポーツだ?」と言わんばかりの点差の試合まで行われる次第。
ボールの反発力等は規定で決まっているというのであるが、現在ミズノ製のボールで数値が実際に厳格に守られているのか疑問視する声もあるという。
果たして・・・!?





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