『アルファ・システム』インタビュー(後編)
〜 ソックスハンターの元ネタとは!? 〜


前回に引き続き、芝村さんに色々なお話をお聞きします。“あのシナリオ”の元ネタの秘密にも迫りたいと思います!

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―――ソフト会社としてやって来て今までで1番楽しかった事は?
決まってます。子供たちからファンレターを貰うことです。

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▲ファンレターを貰って、笑みを浮かべる素敵な芝村さん(笑)

―――ソフト会社としてやって来て今までで1番危なかった事は?(色んな意味で)
ゲーム作っていて(さすがに)危ないことはあまりないと思うのですが…色々な意味で、というのなら、そうですね。酒を飲みすぎて肝機能停止のお知らせが私あてに届いたことでしょうか。

―――ソフト会社としてやって来て今までで1番困った事は?
県の補助金を受けるために、県の職員の方々や、大学の教授達を前にゲームの説明をしたことです。面白いことを真面目に話すのには基本的に無理があると思いました。

―――今後、アルファ・システム様のオンラインゲームへの参入はありますか?
あります。といってもまだ何もやっていませんが。

―――『ガンパレード・マーチ』の次回作『ガンパレ2』が出る事を期待しても宜しいのでしょうか?個人的にも、多く残る謎を解き明かしたいです。
うーん。これについては結構難しいと思います。正直に申し上げれば同じような作品を作らせることは、ノウハウがたまる反面、流れ作業的(効率重視になって客重視になりにくくなる)になりますし、スタッフの精神衛生上よくありません。ガンパレが受けたのは効率が良かったからでも、ノウハウがあったからでもないと思っています。私はファンの真意は2ではなく、開発効率の悪い、ノウハウのない、チャレンジを見たいと考えているのではないかと思います。(そのへんどうなんでしょうね。最近自信がありません)

―――作品中「ソックス・ハンター(註1)」という今までにない試みが生かされておりますが、このお話を企画なさったのはどなた様でしょうか?また、本当に靴下好きの方はいらっしゃるのですか?
元ネタはジーザスという大変面白いマンガのパロディです。アルファ・システムのお勧めです。企画をしたのは弊社の芝村ですね。主たる目的はジーザスの普及です。なお、靴下好きな社員はさすがにいません(笑)


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▲漫画『ジーザス』とシナリオ『ソックスハンター』。クリックすると拡大します。


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▲元ネタになった漫画『ジーザス』 ▲関係ないが、熊本には靴下専門店『靴下屋』が存在する

―――アルファシステム様の今後のご予定は? 野望などがありましたら是非!
今後の予定ですか。呑みです。酒飲みにいきます。

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野望は、あまりないですね。でも、小さな希望はあります。いつかゲームを愛している子供が大きくなってもまだゲームが好きなままで、努力して勉強して、最後はあるゲーム会社に入ってくるというストーリーです。会社としてこれほど楽しい物語はありません。アルファの希望は、子供に好かれ、努力や勉強する目標となりえるような会社になることです。

―――最後に一言お願いします
探偵ファイルさんに紹介されてサイトがパンクするのではないかと心配しています。いや、大変光栄で嬉しいのですけども。わざわざこんな小さい会社にまで丁寧な応対、ありがとうございました。

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芝村裕吏さん、お忙しい中インタビュー本当にありがとうございました。今回の記事は如何だったでしょうか?ゲームの裏側で制作されておられる方達の生のお声を聞けたと思います。あのソックス・ハンターの元ネタが『ジーザス』だったとは驚きです(笑)。余談ですが、漫画好きの私の事ですから早速全巻購入し、拝読させて頂きました。本当に面白いです。私からも薦めさせて頂きますね。芝村さん他スタッフの皆さま、ご協力ありがとうございました。これからも頑張って面白いゲームを創って下さいね!キムはアルファ・システムさんを応援しております。

註1:ガンパレの中で、女子校生の使用済み靴下1tを学校の黒板の裏に隠し、それを守りながら隊員の靴下を狩っていくと言うシナリオ。実に面白い

アルファ・システムHP





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