神宮球場で爆弾騒ぎ!?
〜日本はまだ安全か!?〜



6日夜8時頃、神宮球場の付近の公園で爆弾が発見された。 調査の切れ目、事務所で待機していた我々は、すぐさま現場へ急行する!

現場にて確認作業をしてみた所、爆弾は旧陸軍の迫撃砲弾に似た形状で、本体は赤くさびていた。
都内では、韓国大統領訪日中ということもあり、至るところで検問が行なわれている最中。警察官の張り詰め方は尋常ではない。

現場は「神宮球場」に面した道路の反対側にある「明治公園」で、「ヤクルト×阪神 12回戦」で白熱していた神宮球場から、数十メートル離れた場所でそれは発見された。



写真1
しばらくすると、爆弾処理班が現場に到着する。



写真2
爆弾を調べる捜査官。


写真3
何かの装置が取り付けられる。


写真4
「離れなさい!!」警察官が叫び、その場の全員が数メートル離れる。


写真5
緊張感が高まる中、「ピーッピーッ」と電子音が鳴り響き、取り付けられた装置が赤く点滅する。


写真6
電子音が鳴り終わり、捜査官らが寄ってくる。


写真7
発見された爆弾。


写真8
爆弾らしきものを分解する捜査員


写真9
途中「バチバチバチっ!」と音がした。
そして、「信管抜いたー!」と声が聞こえる。
現場に安堵の雰囲気が広がった瞬間であった。




安全が確認された後、現場検証が行なわれる。

第一発見者の証言によると、「朝、仕事の為に立ち寄ったら、植木と石碑の間に爆弾の様なものが置いてあった。その時は通報せず、次の現場に向かったが、夜になり再度立ち寄るとまだ置いてあった為、警察に通報した。」とのこと。

警視庁四谷署の調べでは、金属製物質は公園内の「近衛歩兵第六連隊跡」の前の植え込みの中にあった。パイナップル型で直径約5センチ、長さ約15センチで、尾部に金属製の羽根が4枚ついており、本体は赤くさびていた。

写真10
「近衛歩兵第六連隊跡」 爆弾が置いてあった場所。植込みと石碑の間に置いてあった。



今回は幸いにも爆発せず事なきを得たが、もしかしたら大惨事になっていたかもしれない。
戦争やテロなど海外だけの話では無くなってきた。「日本は平和」という言葉は今となってはもう無い。
これからこういった事件が国内において頻繁に起こってくるだろう。
私たち一人一人が危機感を持ち、様々な物事に目を向け観察していく努力が必要となっているのではないだろうか。







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