仁義なきピンクチラシ合戦
〜取り締まりぬるいぜイエイ〜



東京都渋谷区のホテル街で、車の影に隠れたり、キョロキョロと周りを警戒しながら、手摺や電信柱・壁などにチラシを貼り付けている男達5、6人を見かけました。よく見ると、先に張ってあったチラシを剥がした上で自分の鞄からチラシを取り出し、貼り付けています。

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             ▲作業中の怪しい男性

チラシを貼り付けている男達の側にある道路の交差地点には、一見仲間であると分からないようにして男が立っており、暫く見ていた私も見張りだと気付くのに時間がかかりました。チラシを貼っている男達は貼り終えると、道路の交差地点で見張っている男からすれ違いざまに紙封筒(8000円入っていた事を確認)を無言で受取り、そのまま帰って行きます。

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           ▲壁に貼られた無数のピンクチラシ


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▲封筒を受け渡していた見張り役の男性

壁にチラシを貼っていた中年の男性に話し掛けてみました。

:すごい量のチラシですね。これ全部貼るのってすごい時間掛かりそうですね。

男性:全部がうちのってわけじゃないよ。他のトコのもたくさん混じってるよ。まぁ、剥がしてうちのやつを張ってるんだけどね。

:これって警察に捕まらないんですか?

男性:貼ってるの見られたら捕まるよ〜。この前なんか10日間拘留された奴いたよ。その時々で違うけど、軽いやつだと罰金9000円ぐらいで済むよ。

:その時々って、どうゆう風に決まるんですか?

男性:張ってるチラシの内容にもよるよね。こんな風に、一枚のビラじゃなくて、アレみたいに束になったやつを張ってるとやばいよね。あと、ビラに裸がもろに映っているのと、隠れているのとじゃ違うね。

:ふぅ〜ん。そうなんですか。捕まらないようにがんばって下さいね。

そこで私は、警察は「ピンクチラシ」についてどのような認識をしているのか知りたくなり、近くの交番で話を聞いてみました。

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:すみませ〜ん。その辺でピンクチラシ配ったり、貼ったりするのって捕まるんですか?

警官:捕まるよ〜。だからやめておいた方がいいよ。軽犯罪法に引っかかるよ。軽い拘留、もしくは5万円以下の罰金だよ。ただ、警察に届け出て、許可が下りればその期間内であれば、チラシを配る事はできるよ。

:そうなんですか〜。じゃあ、その辺の壁やガードレールや電信柱に貼り付けてもいいんですか?

警官:それはだめだよ。それやると捕まるよ。

:けど、電話ボックスとか壁や手摺に貼り付けてあるのを良く見ますよ。

警官:今の世の中、特に渋谷なんかスラムみたいなもんじゃない。ピンクチラシにしても、違法なんだけど全てを取り締まる事は難しいよね。けど、見つけた時は、取り締まるけどね。だから、止めた方がいいよ。

:そうですよね。わかりました。ありがとうございました。


警察あんまりやる気ないですね。この調子では余ほどの間抜けか、運が悪くない限り捕まることもないでしょうが、違法行為は違法行為。目の前の小銭に飛びついて自分の経歴に傷をつけるのも自由ですが…。このようなバイトをしている方はご自身の為にも、程ほどにされた方が良いでしょう。いつ警察が本腰を入れるようになるか解りませんからね。






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