山木的・援助交際の実態

〜 渋谷・援交ギャルと交渉してみました 〜



性の低年齢化・商品化が何かと問題視されています。
特に、中高生が "援助交際" などといって簡単に体を売っていることを各種メディアが嘆いております。
つい最近は、こういう記事が出たり...
特に、夏休みの時期に入り非行が多発する時期です。
今回は実際に渋谷に行ってその実態を調査して参りました。

渋谷駅を降りて、とりあえず『109』まで出てみます。
平日ですが、夏休みの時期に入っていますので人通りは多いです。
階段のところに座っているコギャル(汚ギャルというべきか)がこれ見よがしにパンツを見せる座り方をしています。(嬉しくない)

ガングロ・錆びた髪の色・意味不明のメイク・・・コギャルの見本みたいな外見です。小汚い。
早速、取材開始。
    山  木:ねえ・・・チョット、いい?
    コギャル:今、忙しい。(←嘘つけ)
    山  木:そんなこと言わずに、少しだけだったらいいじゃん。
    コギャル:嫌!

交渉の余地すらありません。
ステレオタイプな外見とは裏腹に、援助交際などはしないのでしょうか?
話が聞けないのでそこらあたりはわかりませんが...
その後、5人ほどに声をかけ続け、6人目でインタビューに成功。


写真1
      名前:M美
      年齢:15歳
      学校:○○○○高等学校(都内ではそこそこ有名)
      外見:いかにも
      中身:足りなさそう


『PUFFY』のどちらかに似てるかも?といった感じのM美ちゃんから話を聞くことができました。
    山木:こんにちは。遊びに来たの?
    M美:うん
    山木:じゃあさ、ちょっと付き合わない?
    M美:え〜、どうしよっかなぁ。
この後、彼女の気分を盛り上げるために、くだらない雑談が15分ほど続きます。
途中、会話の流れで、彼女が15歳の高1であることが判明。
「インタビューでちょうど聞きたかった年齢だ、ビンゴ!」と思う反面、「俺は15の女の子相手に何をやっているのだ・・・?」という自己嫌悪にも苛まれましたが。これも仕事だと割り切り、探偵テクニックの誘導話法も駆使しまして、通っている高校も判明。

ここからが本番です。
    山木:へ〜○○(高校)なんだ!友達の妹が通ってるよ。
       「援助しまくり〜。」とか言ってたっけなぁ。
    M美:アハハ、みんなしてるからね〜。
こういう場合の"みんな"というのが文字通りに同級生の大部分なのか、それとも彼女の周りのドキュン生4、5人が"みんな"やってるということなのかが気になりましたが、あえて聞きませんでした。
    山木:えっ!? そんな"みんな"やってんの?俺、そいつの妹だけかと思ってたよ。
    M美:そんなことないって!クラスの子でやってないのなんて、数えるくらいだよ。
"数えるくらい" ねえ...。その数は、全体の何割のことなんでしょうか。
    M美:だいたい5万位。多くても8万かなぁ?昔は10万くらいは取れたんだけどなあ。
       これも不況のせいってやつ?(笑)
おいおい...君はバブルがはじけた後のこの不況がいつから始まったかわかっているのかい?
『10年前あなたは何歳だったの?』とか突っ込みたくなりますが、あ、でもネットバブルもあったしなあ。 文字通り不況を "肌" で感じている少女を前になんか鬱になりました。 日本経済は一体…。
それにしても、彼女の言った "昔" という言葉が気になりました。
高1の彼女の"昔"っていったら小・中学生のころじゃないですか。
    山木:そんなにケチになったんだ? やっぱ、M美ちゃんも、やりだしたのは中学の頃から?
    M美:うん。中1の時に欲しい服があってさぁ〜、それから止められなくなっちゃった。
13歳(もしかしたら12)の娘が、洋服欲しさに売春か...。
1000年前なら世界的に珍しくもなかったのかもしれませんが。
    山木:そりゃ、止められなくなるよね。 やっぱ、相手はオジサンが多いの?

    M美ほとんど、そう。甘えると、いっぱいお金くれる
      時あるから、オジサン大好きだよ(笑)

確かに5万円の金額をポンと出せるのは、金銭的に余裕のある中年層ですが...。
世の中、そんなにロリコンが多いのかとやり切れない気にもなります。
「大好きだよ」とあっけらかんと笑うM美には体を売る後ろめたさとかは、まるで感じられません。

ちなみに、「僕はいくらでOK?」と聞いたら、3万円という返答が。
どこまで値切れるのか試してみたくなり、「そんなに金ない」と言ったら、途端に会話が素っ気なくなりました。 M美にとっては、3万取れない男は興味の対象外なのかもしれません。
なし崩し的にインタビューは終了してしまいました。
そして、M美はつまらなさそうに、円山町(渋谷のホテル街)に歩いて行きました。


写真2
M美を尾行してみたところ、画面中央のビルに入っていった。


体を売る子がいるから買う大人がいるのか、それとも買う大人がいるから売る子がいるのかという市場のバランスはわかりませんが、まあ、人格的・性的に未熟な子供を買う大人が悪いのはというのは自明でしょう。 ただ、この彼女の考えを聞くにつけ、簡単に「買う大人がすべて悪く、売る側はその被害者・犠牲者。」と決めていいものか...。 特に彼女の "罪悪感のなさ" を見るにつけ、渋谷から帰るときになんか物悲しい気分にさせてくれる取材でした。

次回は、少女を買う大人達に焦点を当て、取材をしようと思います。



( 探偵ファイル・山木 )


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