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松本久美子を追った先に現れた "交際サークル ルージュ" の存在。
我々は、このサークルへの潜入を決意し、更にメールでの連絡を続けていた。
入会に際してメンバーとの面接が必須条件というこのサークル。慎重に事を運ばなければならない。
断られたら、そこで終わりだ。
そしてついに、面接についてのメールを受信するに至った。
▼これが送られてきたメールだ!!▼
今度は "ひろこ" なる人物が...。
取材を開始してから初めて加害者に荷担する者との接触である。
まずは指定された時間に電話をかける。(無論、記録を録る)
尚、"ひろこ" の携帯は ツーカーセルラー東京 の番号であった。
第一の接触(21:00)
留守番電話だった。
とりあえず、私の名前(もちろん偽名)と連絡先の携帯電話番号(もちろん他人名義)を伝言しておく。
第二の接触(21:44)
この時も留守番電話。再度伝言を残す。
非通知では反応しない可能性があるので、今回は番号通知で伝言を残す。
第三の接触(22:00)
"ひろこ" からワンギリ(一回の呼び出し音だけですぐ切ってしまうこと)で電話がかかった。
いよいよだ。全ての準備を整えて、早速 "ひろこ" へコールした。
ひろこ:もしもし?
調査員:すいません●●○○と申します。
ひろこ:あー あの さっき えーと伝言聞きました。
調査員:面接をしてくださる“ひろこ”さんですよね?
ひろこ:はい。そうです。
調査員:それで 渋谷で会いたいんですけど...。
ひろこ:はい。
調査員:時間て何時くらいがいいのでしょう?
ひろこ:あ、えーといつですか?
調査員:えーと、出来ればですね....今週はもう用事があるので....
ひろこ:ハイ....
調査員:来週の火曜日くらいにしてもらえると助かるんですけど。
ひろこ:あ、そうですか。じゃあ私あのバイトが 3:30 くらいに終わるので、それ以降なら...。
調査員:アルバイトが3:30ですね?
ひろこ:ハイ。
調査員:渋谷は詳しいですか?
ひろこ:うん まぁ大体判ります うーん。
調査員:じゃあ、判りやすいところがいいですよね?
ひろこ:ハイ。
調査員:そしたらブック1st(ファースト)っていう本屋さんが新しくできたの知っています?
ひろこ:あっあの東急本店の近くですか?
調査員:そうです その一階に喫茶店あるの知っています?
ひろこ:ハイ。
調査員:じゃあ そこにしましょうか?
ひろこ:判りました。
調査員:じゃあ、来週火曜日の。
ひろこ:ハイ。
調査員:えーと 3:30 に終わって...どれくらいかかります?
ひろこ:えーと・・・
調査員:渋谷の駅からは多分・・・
ひろこ:4:30 くらい
調査員:4:30 くらい?
ひろこ:ハイ。
調査員:判りました じゃあ 4:30 で
ひろこ:ハイ では 4:30 にブック1stの・・・一階?
調査員:一階に喫茶店があるので・・・
ひろこ:ハイハイ。
調査員:ではブック1stの...どうしましょうかね。1階で電話しますよ。
ひろこ:あっ判りました。では 4:30 くらいに電話ください。
調査員:でーもし私先に喫茶店入っているようでしたら・・・。
ひろこ:ハイ?
調査員:電話しますので。
ひろこ:判りました
時間にして3分程、記録もバッチリだ。
声は若そうだが...。バイトのさくらか?それとも、"渡辺沙紀" 本人か?
そしていよいよ "ひろこ" との面接の時を迎える...。
美人だといいな〜〜。
( 探偵ファイル )
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