東京都立豊島病院で・・第2回

〜公立病院の職員とは〜

 

〜ひどい扱いを受けた入院患者へインタビュー〜

現在、入院をしている患者・K氏にその実状がどのようなものであるのか問い合わせに成功。

看護婦の患者に対するふつうではないお世話についてありのままを語ってくれた。K氏は自動車事故で始めは豊島病院の外来にかかる。その後、入院することになるのだが外来時とはまるで対応が違うという。

まずK氏がはじめに語ったのが“下の世話”。肋骨を骨折して身動きのとれないK氏は1日2度も始末してもらうことに申し訳なさを感じていた。

 「すみませんねぇ。何度も来ていただいて。」

 「そうですよ、
  こんなのばっかり飲んでるからトイレが近くなるんですよ。」

ポカリスエット500mlペットボトルを指してそう吐いた。非常に迷惑そうな感じであったという。しかも、拭き方や着せ方が雑。K氏の左ほほには、擦り傷がみえる。この部分、外来で入ったときに消毒をしてもらった後は何の処置もされてないらしい。伺うと、病院側は放っておくほうが治りが早いからそのままでいいという。K氏としたら入院してまる2日、消毒もない、何のてもかけられない中不安であったのだろう。

患者に対して非常識と思われる対応ばかりの看護婦。実状を知った身内はナースステーションへ抗議する。

その場で一応謝罪した看護婦だが、K氏への対応はさらに悪化する。事故によってできた手足のケガを手当てする包帯の巻き方が、プロとは思えないいい加減なもので、見た目がきたないうえ、さらに今にも外れそうな状態。

 

また、備え付けのテーブルに食事の用意をしていく際、肋骨骨折しているK氏が1人で起き上がれないことを承知のうえで、本人に一声掛けるでも体勢を整えてくれるわけでもなかったという。

k氏によれば、同室向かいの患者も同じ看護婦の担当で見ているだけでも気の毒な扱いを受けていたらしい。車椅子での移動を余儀なくされている患者に対して、非常につらいことばであたる。言い方一つ変えるだけで随分角のとれた丸い言葉で相手も受け取ることが出来たろうに看護婦という職業にありながらそれほどの常識もないとはいやはや・・・。

この一件で豊島病院のイメージが作られることとなってもしょうがないだろう。看護婦を雇っているのは当病院なのであるからして。

 

探偵軍団にて一連の出来事を取り上げたことで、当病院の医者がK氏のもとへページのプリントアウトした紙をもってきた。

 「この記事書いたのあなたの関係者ですよね。我々は名誉棄損で訴えることもできるんですよ。1週間入院しましたら退院です。」

(※探偵軍団では、本人への取材確認、ならびに東京都衛生局広報係への連絡、そして病棟婦長代席への報告を行ったうえで掲載しております)

まず、掲載記事に関してまったく関係ないK氏を責めるのは見当違いもいいところ。更に、“1週間で退院”と言い切っているが、患者の状態如何によっては1週間より短期にも長期にもなりうる。患者側としたら「1週間経ったら病院から出てってください」と聞こえたであろう。医者の口からこの発言を耳にした時、K氏は頼る宛てもないため病院から出されたら自分ひとりどうしたらいいのかわからず、精神的に非常に大きいダメージを受け傷ついたという。

患者となり入院している者は健康体の人より身体的にも精神的にもあきらかに弱い。だから、入院患者にとって医者は神のような存在であり、看護婦は母のような存在とも言えるだろう。通常であれば、そういった弱い立場の人間を力づけ、励ます立場ではないか。これが身体を治すために入院している患者に対する言動であろうか。

次回は、病院の庶務担当などとの会談をアップ!

 

(探偵軍団)




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