●更新日 １２／０９●
「あきらめた。」 雑誌『ネトラン』突然の休刊！
１９９９年創刊の『ネットランナー』を前身とするインターネット雑誌『ネトラン』が、昨日１２月８日発売の２０１０年１月号で休刊することとなった。
ソフトバンクパブリッシングより発行されていた『ネットランナー』の２００７年１０月に休刊にともない、編集長が独立して株式会社にゅーあきばより翌月１１月に『ネトラン』が創刊されたわけだが、２年ちょっとで幕を閉じることとなったようだ。
最終号には休刊のお知らせが。
突然ですが「ネトラン」は今号をもって休刊します。
弊誌をご愛読いただき、時に厳しく、時に暖かく支えてくださった読者の皆さまに、
休刊の報告をするのは残念で仕方がないのですが
お金がなくなっちゃいました。
弊誌をご愛読いただき、時に厳しく、時に暖かく支えてくださった読者の皆さまに、
休刊の報告をするのは残念で仕方がないのですが
お金がなくなっちゃいました。
ということで、資金繰りの悪化が原因のようである。
また、来年１月からのいわゆる「ダウンロード違法化」の影響もあるのではないかという声もあるようだ。
前身のネットランナーの人気企画「ベスト・オブ・常習者サイト」において、２００３年には探偵ファイルが大賞をいただいたこともあった。
裏表紙には「あきらめた。」の文字・・・
また、今となっては懐かしいホームページ「侍魂」で話題になった「先行者」のプラモデルをおまけにつけたり、本誌で最終号でも連載を持っていた「ちゆ１２歳」のフィギュアをつけたりして話題になってもいた同誌。
おまけがあまりにも凄いので「果たして利益は出るのだろうか」とソフトバンクの他の雑誌編集者にその辺の事情を尋ねたことがあるのだが、なんでも編集長の方針として「雑誌で儲けた金は会社じゃなくて読者に還元する！」とのことだったらしい。読者にしてみればありがたいことであったが会社としては眉をひそめるようなところもあったのかも！？
読者コーナーより
雑誌業界をとりまく環境は日に日に厳しくなっていっている模様で、今回のネトラン休刊にしても寂しい限りであるが、読者コーナーの最後には「またどこかで会おう！」とあるのでなんらかの形でまた再び「ネトラン」に出会えることを期待したい。
探偵Ｏ
