●更新日 08/17●


毎日変態ニュースを擁護する人権活動家の大学准教授


毎日新聞の「変態ニュース」の正当性を主張する動きが一部にある。

特に注目されているのが、北海道情報大学准教授の有道出人氏だ。同氏は人権活動家として知られ、日本に帰化した立場から国内での外国人差別問題に取り組んできた。差別的表現や外国人に対する不当な扱いについて積極的に論じ抗議運動を展開しているが、その言動への様々な批判が日本人以外からも出ている。

有道氏による英語版HP「debito.org」の2008年7月29日の更新を見てみよう。有道氏曰く、毎日変態ニュースへの抗議運動は、彼らが神聖視する言論の自由を皮肉にも抑圧しているという。毎日新聞英語版のコラムに記されていることは日本の週刊誌がソースなのだから、コラム担当者には責任がないと述べる。

有道氏は、抗議運動をインターネットによる不公正ないじめと見なしているようだ。匿名での発言を無視することを人々はいつになったら学習するのだろうかと、疑問を呈する。その上で、「The Sydney Morning Herald」に7月4日に掲載された、この問題についての記事を紹介している。記事中には、毎日新聞を擁護する人物として有道氏の名前も出てくる。

続いて、有道氏が毎日新聞へ6月24日に送ったというメールが掲載されている。冒頭で有道氏は、「コラムを終わらせないでほしい」と述べる。同氏曰く、毎日新聞の記事が日本に対する誤解を招いているという抗議は、国内の週刊誌の内容を広く知られたくない人々による詭弁であるとのことだ。むしろ、コラムで翻訳されている記事は、日本社会の知的水準の低い人々や表面に現れてこないものの実態を知るための、とても重要な窓口になっているという。

そして再び、抗議運動を批判する。一連の抗議は、外国に「桜と菊の国」として日本を認識させたい人々による検閲行為であるという。良い面ばかりに焦点を合わせるような観点は不誠実であるというのが、有道氏の主張だ。最後には、「これらの反動主義者たちに屈するな」と書いている。

何も知らない日本人生徒たちに、卑猥なジェスチャーをさせて撮影した写真をネット上で公開し、笑いものにしたとされる外国人教師が、最近話題になっている。

写真 英語圏で非常に卑猥とされているフィンガーサイン

「外国人が不当に扱われる問題には熱心に取り組む一方で、日本人が被害者となる場合には黙認するのか」と批判されることの多い有道氏だが、この問題をどう考えるのか興味深いところである。



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