●更新日 07/13●


「うみねこのなく頃に」アニメ化決定で早くも懸念の声


物騒な事件が起きると毎回話題に出され、良くも悪くも知名度が高い「ひぐらしのなく頃に」。この作品を手がけた「07th Expansion」による「うみねこのなく頃に」のアニメ化が発表され、注目されている。

アニメ化に関する情報は、「FRONTIER WORKS」の「メディアインフォメーション」vol.19(2008年夏発行号)の5ページに掲載されている。HPからもPDFファイルとしてダウンロードすることができる。

「TVアニメ化決定! 2008年夏頃より、制作プロジェクト始動予定。原作ゲームをプレイの上、楽しみにお待ち下さい。」

今回掲載されているのは上記の文章のみであり、アニメ公式HPもまだ閲覧できない状態にある。この告知はネット上でも各所で話題になっているが、アニメ化に対する期待の声と同時に、様々な不安材料もあるのではないかとの指摘もある。

その一つは、同作品が未だ完結していない状態でアニメ化に踏み切ることは妥当だったのか、という意見だ。実際、過去の作品の中には、原作が進行半ばの状態でアニメ化されたことで、ストーリー展開の調整等でいろいろと苦労しなければならなかったとされているものも多い。

早い段階でのアニメ化は、やはり話題性を重視したということだろうか。「ひぐらし」も5月10日の公開に先立って、早くも続編の制作予定があることを4月28日に発表して話題になったことは記憶に新しい。
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もう一つは、「ひぐらし」同様に殺人シーンがあるため、アニメ化に際して各種の規制が入るのではないかという懸念だ。特に近年は、アニメやゲームに関する否定的な報道が多く、残虐な事件が発生するたびに、容疑者が犯行に及んだ原因として挙げられる。だが、以前の記事でも扱ったように、そのような主張には納得しがたい点も多数存在する。

ちなみに、「うみねこ」の最大の売りは謎解きだ。「07th Expansion」HPには、同作品について次のように記されている。

「“解けるようにできている”甘口パズルをお好みの方はどうぞお引取りを。『うみねこのなく頃に』は、皆さんに“解かせる気が毛頭ない”最悪な物語です。しかし、だからこそ挑みたくなる最悪な皆さんは、初めましてようこそ。私も、そんな最悪な皆さんを“屈服させたくて”この物語をお届けします。」
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この強気な姿勢を維持して、完成度の高いアニメとなることを願ってやまない。



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