●更新日 05/18●


問題発言の青山学院大学准教授、処分の日は近い!?


先月話題になった青山学院大学准教授の瀬尾佳美氏の問題発言騒動で、処分の行方が注目を集めている。 関連記事(その1その2その3

同大学では、この件についての特別委員会を設置し、調査と処分方針の検討を行なってきた。最終的な結果はまだ出ていない模様だが、審議は一通り終了したようである。騒動以来、瀬尾氏は大学側からの指示に従い出勤していないという。

「学長が口頭で注意した」という毎日新聞の記事に対して瀬尾氏は、先月末のブログで反撃した。そのような事実はなく、学長との面識さえないという。学長を中心とする大学執行部から、学部長と広報担当の副学長を通じて注意を与えたというのが、大学側の説明だ。

ちなみに、学内には各種会議や式典も度々ある。よほど大規模な大学でない限り、一度も面識がないなどということはあり得るのだろうか。この点についても大学側に確認したが、「はっきりしたことは把握していません」と明言を避けた。

上記の更新で瀬尾氏は、「私は幼児を0.5と数えたわけではありません」、「乳児については、殺人ではなく傷害致死の可能性を指摘しただけのことです」と弁解。この更新内容は翌日に早くも書き換えられ、新聞社に対する批判が削除された。そして、問題になって以降は閲覧不可能な状態になっていた記述のコピーを掲載した。

「まったくの個人的意見だが赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので「傷害致死」の可能性は捨てきれないと思っている。ひとつが傷害致死の場合「殺人」の数は1。殺意があったなら2。どちらと信じる理由もないのでここでは1.5としておく」

写真 写真

ところが、コピーされたものは瀬尾氏が騒動発覚直後に書き換えたものであり、以下に掲載する元々あった文章ではなかった。

「最低でも永山基準くらいをラインにしてほしいものだ。永山事件の死者は4人。対してこの事件は1.5人だ(まったくの個人的意見だが赤ん坊はちょっとしたことですぐ死んでしまうので、傷害致死の可能性は捨てきれないと思っている)。」

書き換えについては、瀬尾氏は一切言及していない。この点をどこまで把握しているのかということも大学側に質問したが、「お答えしかねます」との回答のみだった。とはいえ、質問内容は委員会に報告するとのことだったので、伝わっていると信じたい。

一連の行為から判断して、瀬尾氏は教育者として適任と言えるだろうか。厳正な処分が下ることを期待したい。



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