●更新日 05/13●


松本人志「硫化水素」発言問題で J-CAST に異論続出


ダウンタウンの松本人志が硫化水素による自殺問題に言及した際の発言が、各所で話題になっている。

当該の発言が出たのは、5月11日(番組HPでは5月10日と記載)のラジオ番組「放送室」。松本が硫化水素による自殺を冗談交じりで語ったことについての賛否の声が、ネット上に広がった。

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この件を取り上げた、2008年5月12日のJ-CASTの記事「松本人志が硫化水素自殺で「放言」 「アホが死んだら別に俺はええねん」」への非難が続出している。実際の内容は、J-CASTの記事から受ける印象とは正反対のものだというのだ。


硫化水素自殺の過剰報道を松本が指摘したことに、J-CASTは触れた。問題になっているのは、それに続く以下の記述だ。

「 そして、「問題発言」とされたのは、松本さんの次の発言だ。「まあ、ある意味ね。ちょうどええ時期に、そんなアホが死んだら別に俺はええねんけど」   こうした会話で、2人は盛り上がった。高須さんが「ええこと言ったね、松本さん」と水を向けると、松本さんは、「ほんとに間違ってないわ、俺らはね」とうれしそうだった。」

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この記述からは、松本が自殺を肯定したという印象を受ける。ところが、実際に聴いてみると、話の内容全体としては、松本も放送作家の高須光聖も、一貫して自殺に否定的だ。「ええこと言ったね、松本さん」、「ほんとに間違ってないわ、俺らはね」という発言は、彼らが自殺を批判し否定した上で述べたものだ。
音声ファイル
「アホが死んだらええねんけど」という発言に続いて、松本は「まあ、でもね、これ以上増やせへんためには、やらんでええねんて」と述べた。「やらんでええねんて」というのは、過剰報道を指しているのだろう。高須も同意し、「あっ、そうなんや、死ぬっていう方法があるんやって、思う奴もおんねんもん。その手助けしたらいかんねんて」と語った。

J-CASTは、記事の冒頭で次のように記している。「歌手の倖田來未さん(25)が「35歳になるとお母さんの羊水が腐ってくる」と発言したのが記憶に新しい。倖田さんはその後芸能活動をしばらく自粛している」。松本の発言も、同様に大騒動になるだろうと期待したのかもしれない。

とはいえ、記事内容は事実を歪めたものであり、印象操作と批判されてもやむを得ないだろう。J-CASTは吉本興業に取材を申し込んでいるとのことだが、その結果にも注目したい。



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