●更新日 05/08●


陰謀説!?勝谷誠彦「パンダのリンリンは変死した」


上野動物園のパンダ「リンリン」が死亡してまもなく、中国の胡錦濤国家主席が来日した。この件について、コラムニストの勝谷誠彦氏のラジオでの発言が注目を集めている。

2008年5月7日、TBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」に、勝谷氏は出演。番組の前半では、長野での聖火リレーを振り返った。現地に集結した中国人留学生が、中国大使館の指示によって集まっていたことについて、「ある意味で間接的な侵略ですよ。いつも言っているんだけど、一国の政府が他国の政府の主権を侵して、そこの留学生を扇動して、金を渡して暴行行為を行なっているわけですよ」と述べた。

留学生たちの一部は自身の所属する大学の旗を持っていたが、暴行事件も含めて警察はビデオで記録しているとのこと。「今から全部キャンパスに踏み込んで中国人留学生逮捕してこいよ。韓国はその姿勢をパッと示したら、在韓国中国大使が呼びつけるまでもなく飛んできて謝りましたよ、申し訳なかったって。外交とはね、国の尊厳とはね、こういうことなんですよ」と勝谷氏は言う。
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後半では、リンリンがこの時期に死亡したことはおかしいのではないかと、勝谷氏は「陰謀説」と断りつつ持論を展開した。リンリンが死ぬ2週間ほど前に、高村正彦外相は中国の外相と会談し、その時点で既に新しいパンダの貸与を要求していたという。しかも、集中治療室に入っていたはずのリンリンが死んでから飼育係が気づくまで、数時間のブランクがあったのも奇妙であるとのこと。これらの点は、まもなく週刊誌でも取り上げられるとのことで、議論の的になりそうだ。

パンダの貸与が高額である点について勝谷氏は、「タダでくれるんじゃない、確か1億円かなんかだから、いわば押し売りされたんだよ、パンダね」と主張。また、パンダは元々チベットに棲息している動物であり、チベット人の宝だったにもかかわらず、中国が勝手に北京五輪のシンボルにしていると指摘した。

ちなみに、リンリンの死亡の経緯と新しいパンダの貸与については、上野動物園が公式HPに報告記事を掲載している。石原慎太郎都知事の発言以来、動物園には抗議の意見が殺到している模様だが、一方でパンダを望む声も少なくないようだ。
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パンダはチベットと中国双方の象徴として掲げられ、日中外交においても重要な位置を占めている。この点に、昨今の状況の混迷が如実に表れていると言えるだろう。


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