●更新日 03/06●






客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は





ある温泉旅館に宿泊した客が「じゃらん」に投稿したクチコミが発端となって、炎上騒動が発生した。その投稿は2015年10月末のものであるが、最近になって情報が拡散されて騒ぎになった模様だ。

「犬が館内にいたのが嫌でした」、「朝早くに外から犬が吠えて、ゆっくり寝れなかった」という。「当館の老犬がそそういたしまして、大変申し訳ございませんでした」と旅館側は謝罪。そして、「迷惑を感じる方がいる以上もう仕方がありませんので保健所に連れて行って処分してもらう事にしようかと思います」と記した。

客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は

その真偽をめぐって、ネット上では憶測が飛び交った。犬の殺処分を問題視する声が上がる一方、クチコミに対する旅館からの返信にはユーモアやジョークを交えたものが多いことが判明。人によって受け止め方は様々であろうが、冗談としてはかなりきついものもある。

客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は

「食事はもう少し期待していた」というクチコミに対しては、大抵の客はおいしいと言ってくれると主張。食べ方に問題があったのではないかと尋ねた上で、次のように記した。「普段から3万円とか5万円とかの料亭料理を会社の経費で頻繁に召し上がることのできる環境にある、うらやましい方なのでしょうか。当館ではめったに領収証がほしいという方はいませんのでねえ」。

客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は

「楽天トラベル」へのクチコミに対しても、客からの苦情には不当な点があるとして、真っ向から反論している。

客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は

客の苦情で旅館が飼い犬を殺処分?「保健所に送ります」炎上騒動の真相は

当サイトでは、当該の旅館に連絡を取った。保健所の件は事実ではなく、その犬は現在も飼育されているという。「真に受ける人がいるとは、夢にも思っていなかったです」とのこと。実際に宿泊した人は旅館の雰囲気を分かっているので、「ちょっと嫌味を効かせたな」といったように受け止めてくれているはずだという。

その他の証拠画像は、こちら

※モザイク加工は当サイトによるもの



(追記:2016年3月7日)
3月6日、当該の旅館のHPに、犬は2月に死亡したという報告が掲載された。高齢の上に病気であり、血管が切れたことが死亡の原因だったようだ。当サイトが5日の夕方に「保健所に連れて行っていないということは、今もその犬は生きているのですね」と尋ねた際、先方は「はい」と答えた。本記事に掲載した以外にも、旅館側と当サイトとの間では今回の件についていくつかの質疑応答がなされているが、旅館側の対応は真摯なものであった。そのことから判断して、上記の質問では、旅館側が当方の問いを正確 にとらえていなかったと考えられる。こうしたコミュニケーションの不一致が発生しないよう、事実確認をより徹底していきたい。結果として不正確な内容を本記事に掲載することとなったことを、読者の皆様におわび申し上げるとともに、旅館HPと本記事との内容の不一致が生じたことについて、その経緯も含めてここに記す。



高橋 高橋


このエントリーをはてなブックマークに追加


関連ニュース
続報・炎上騒動の温泉旅館、高評価の口コミに不審な点が発覚!疑惑続出
昆虫や両生類を虐殺して画像を自慢する男・川俣軍之助の正体判明で炎上!
続報・ペットホテルの動物虐待を暴露!強制削除されたブログに新たな情報
 証拠画像一覧



探偵ファイルのTOPへ戻る