●更新日 08/29●


芸能スクープ合戦、トンデモな誤報率


今夏は例年になく、各スポーツ紙の"スクープ"に沸いた夏である。
あっちが出せばこっちもと、次々と花火が打ち上げられ、それを紹介する他のマスコミも賑やかであった。
しかしその一方で「芸能スクープ合戦の裏側」も注目され……。
お盆シーズンなど、スポーツ紙の売り上げが下がる時にはこういった「目玉スクープ」を出さなければならない各紙の事情もあるようだが、後から振り返ってみると、その正誤については結構いい加減なことに気がつく。
週刊誌のように写真もない、代わりになる決定的な証拠もない。
果たしてスポーツ紙のスクープとはどこまで信じていいものなのか、今回は各紙ごとに今夏のスクープを再チェック。

●スポニチ
<主なスクープ>
・眞鍋かをり&麒麟・川島、熱愛
・渡部篤郎&中谷美紀、再交際
・加藤あい&中田浩二、熱愛
・ダルビッシュ&サエコ、熱愛
・中居正広&倖田來未、熱愛

スポニチ今夏の大当たりと言えば、ダルビッシュとサエコの交際スクープ。
これを機にスクープ合戦が勃発したと言ってもいいほどだ。
スポニチは定期的にスクープネタを投下している。
今夏も本数は多いが、6月に出た眞鍋の熱愛は真偽不明。
眞鍋は当初「お友達」と答えており、それを「認めた」と見出しを打つスポニチと「否定」とする他紙とで評価は分かれる。
加藤あい&中田浩二は以前にも週刊誌で扱われており「なぜ今更これがスクープ?」というケチもつく。
渡部篤郎&中谷美紀、中居正広&倖田來未は双方の事務所が否定しているが、実際に付き合っていても不思議ではないところ。
しかし決定的な証拠となると今ひとつ足りず、現在の的中は「ダルビッシュ&サエコ」のみということになる。

●ニッカンスポーツ
<主なスクープ>
・小柳ルミ子&石橋正高、結婚
・二宮和也&長澤まさみ、熱愛

小柳ルミ子の再婚ネタは双方の事務所が「事実無根」と強く否定。ガセということがほぼ確定してしまった。
二宮&長澤のスクープは特大級であったが、報じられた直後から「スポニチのダルビッシュスクープに対抗しただけだろう」と、その真偽については結構みんな冷めたい目で見られていた。
共演したこともあり話としては辻褄が合いそうだったが、プライベートでは他の役者も同席していた食事会で顔を合わせた程度というのが本人たちの言い分。
また付き合っていたにしても「既に別れた」という人もおり、結局本当のことは何もわからないまま。

●サンスポ
<主なスクープ>
・TMR西川貴教&大塚ちひろ、熱愛
・鈴木紗理奈&INFINITY16のTELA-C、結婚

西川&大塚については特に否定もされず、事務所も容認している関係のよう。
鈴木紗理奈の報道については、結婚は先走りすぎたか。
鈴木の事務所も交際までは認めているが結婚は否定している。(他紙は「結婚否定」としたがサンスポは「結婚予定」で続報)
鈴木紗理奈というタレントが、<交際ではニュースにならず「結婚」まで付けないとニュースにならない存在>という事情もあったかもしれない。

●スポーツ報知
<主なスクープ>
・チュートリアル徳井義実&バドミントン潮田玲子、熱愛

双方ともキッパリと否定。ただのメル友だという。

●東京中日スポーツ
<主なスクープ>
・友近&なだぎ武、破局

本人らが否定、現在も交際中。

こうして見ると、スポーツ紙の芸能スクープは根も葉もない話だらけということがわかるだろう。
結局これだけ盛り上がった今夏の大当たりは、ダルビッシュ一本だけということになる。
報じたら報じっぱなしの姿勢は否めず、間違っていても訂正などは一切ない、しなくても良いという風潮すら窺える。

「我々は連夜張り込みをして写真までおさえてそこでようやく"熱愛発覚!"だと思ってやっている。関係者の話だけでスクープと言われるのはどうも……」(某週刊誌記者)

一般スポーツ紙ももはやゴシップ紙になりつつあるのか。
いずれにせよ、文字だけのスクープは簡単に信じ込まない方がよさそうだ。



芸能探偵



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