皆さんは、「マトリョーシカ」をご存知だろうか。
ロシアの民芸品の「入れ子人形」だ。





先日、酷く慌てた電話があった。

「不倫でカーチャンが４０年してて！」

どうも、母親が４０年、不倫していたようだが、混乱していて電話では埒が明かない。
先方に出向き話を聞いたところ、相談者の母親は結婚前から「当時の某有名人」と付き合っており、結婚後も関係が続いていた模様。
相談者やその兄弟は、幼い頃から全員、

「お前が産まれてこなければ元彼に会いに行けたのに！　産むんじゃなかった！」

…と言われ続けていたという。

最近の携帯電話の履歴を見ると、




今月の通話履歴は、





発信回数２９１回　利用時間２５時間強

２週間にも満たないのに、この回数…
夫や親族にはあまりかけておらず、実に２６５回に渡って不倫相手にかけていた。
回数も時間も異常すぎる。

相手の有名人は業界引退後、遠方の地元でバーを経営。
仕入れでロシアに行った際、マトリョーシカを土産にくれたようだ。

兄弟たちより「母のバッグに怖い人形があって触れない」というので、当方で確認。






マトリョーシカだが…サイズが小さい。
家探しすると、押入れに一回り大きい、空っぽのマトリョーシカがあった。

そして、カバンの中のマトリョーシカを開けていくと、小さいマトリョーシカから







謎のおじさんの写真が…


不倫相手に間違いないだろう。
有名人時代の写真と比較したが、何となく面影がある…
兄弟たちはこれを見て、トイレと洗面所で吐きまくっていた…

ちなみに、マトリョーシカの象徴は「妊婦」だ。

そして、マトリョーシカの由来は、日本のこけし…


こけし＝子消し の意味なのか



こけしの語源が「子消し」や「子化身」など堕胎や口減らしだ、というのは都市伝説らしいが…

この「母親」なる人物は、どんなつもりだったのか…
少なくとも「人の道」を外れていることは確かだ。

子供たちの将来の平和を祈る…



梅宮貴子