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●更新日 11/18●







雑談  〜お国自慢
   渡邉文男





最近の私の講演は、雑談もせずに本題に入ってはダメですよ、をテーマにしていました。話し相手と共通の話題を探るためにも、自分が住んでいる地元の知識は押さえておく必要があるのです。
では、2分半程度を目安に、神戸を例に話してみましょう。


神戸は2012年の国際人材調査会社、ECAの調査によると世界で最も住みやすい都市で、日本で唯一トップ10に入りました。世界全体で5位、アジアではシンガポールに次ぐ2位に選ばれています。どうしてでしょうか?
私なりに、神戸の素晴らしさをいくつかお話しします。
まず、その「狭さ」にあります。自分の家の窓から北を見るとすぐそこに六甲山が見え、振り返って南を見ると穏やかな瀬戸内海が見えます。この景観は他の都市ではなかなか味わえません。外国人が好きな理由がそこにあります。
元町の大丸に行くと、店内に「海側」「山側」という表示があります。最初見たときはすごく驚きましたが、神戸人はこれが普通だと思ってるんですね。山が北で海が南と決まっていますから、神戸人は他のエリアに行くと途端に方向音痴になってしまうんです(笑)。
神戸市民は、東京に対抗意識を燃やす大阪や伝統の重みを背負う京都に比べ、他の都市を羨むこともなく、自虐的でもありません。非常におっとりしていて流れる空気もスローなんです。それは自分の街に揺らぐことのない自信があるからだと思います。
次は「食」について。神戸は世帯当たりのパン購入額が日本一です。その歴史は居留外国人の多さによるものです。NHKの朝ドラで大ヒットした「風見鶏」のモデル、フロインドリーブは吉田茂首相が毎日、パンを輸送させていました。その流れを組む岡本のフロイン堂、神戸市から「神戸マイスター」の認定を受けたイスズベーカリーなどが有名です。ちなみに、全国で知られる「神戸屋」は大阪の会社です(笑)。名称が使われるのもブランド力の証ですね。
スイーツも、神戸・大阪間の人気スイーツ店を巡る観光用のスイーツバスやスイーツタクシーが運行するほどです。兵庫県の洋菓子協会の加盟数は全国1位を誇り、その幕開けは1882年、外国人居留地の「二宮盛神堂」のオープンです。その後、今と同じ元町3丁目に本格洋菓子の草分け「神戸風月堂」がオープン。神戸在住の外国人からユーハイム、ゴンチャロフ、モロゾフも登場しました。他県と違い、外国からの輸入ではなく、本物の異人さんによって洋菓子文化が生まれましたから、まさに本物度が違うわけです。神戸市の家庭では、モロゾフのプリンのカップで麦茶が出てくることも珍しくないわけです(笑)。


「次は…おっと、そろそろ…」
探偵会話のツカミはこんな感じですか。もう気付かれたと思いますが、営業職でも必須のスキルですね。
では〜






神戸




神戸




BOZZ








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