北朝鮮の携帯メール事情
「北朝鮮の携帯電話加入者数が100万人を突破した」と報じられている。
エジプトのオラスコム社が2008年12月に北朝鮮側と合弁で第3世代携帯電話のサービスを開始。
北朝鮮携帯のキャリア名は「KoryoLink」。
プリペイドカードを購入し、そこに記載されたシリアルナンバーを入力、認証してから使用開始だ。
一度に充填できる金額はおよそ14ユーロほど。外国人には、外国人専用の機種が与えられる。
国際通話が可能なのは、外国人用のみ。では外国人用の携帯電話を北の一般市民に渡せば、連絡を取り合えるかと思いきや、事情通によるとそれは「重大な罰則」に抵触するため不可能。電波情報を把握できるのか定かではないが、やはり統制は効いているようだ。
プリペイドカード
外国人専用機種。
もちろんメールも可能だ。
画面は、恋人がいるという20代女性のデコメール画面。
男女のアニメキャラクターが肩を寄せ合い、「愛は春雨のように…」という文言が入っている。北朝鮮の若いカップルも、メールを活用しているようだ。
アニメ風のデコメール画面
絵文字もふんだんに使う
「おはよう! よお〜し、ファイティン!」とある。
ノリが韓国とあまり変わらない。
オラスコムによると、昨年秋までで約450カ所に基地局が設置され、北朝鮮人口の94%をカバーしているという。現在ではスマートフォンも普及している、らしい。
記者/安宿 緑
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