●更新日 10/18●
国立小児病院の現状〜誤診
読者から小児病院の夜間診療で誤診にあったと相談。
担当は夜間当直の医師。子どもは生後2ヶ月の男児。
@8月10日
20:00
排便したかどうか仕事から帰り妻に確認。この時点で便秘4日目。
23:00
子どもが本格的に泣き出す。
抱いてあやしても中々泣き止まず、泣き止んでも5分ほどするとまた泣き出す。
@8月11日
00:00
綿棒浣腸を行う。体温を測るも37度2分とほぼ平熱。
00:50
病院に到着。
体温は38度まで上昇。
01:10
当直の医師が来る。
診察を開始したが、医師が当直で起こされたのが嫌だったのか、全面に不機嫌さを出している。
黙っていると医師が貧乏ゆすりをしながら問診開始。
聞かれたことに対して答えるも、医師はあからさまにイライラしため息混じりに
「それで?」を繰り返す。
ある程度答えると、子供を診療台に寝かせてと言われ聴診器にてお腹の音を聞き、
お腹を手で触り、「お腹も張ってないので、熱の上がり始めかもしれません。
生後2ヶ月なので解熱剤を処方するわけにもいかないので、今すぐするべき処置は
ありませんので、気になるようでしたら朝になって再度連れて来て下さい。」と言われる。
01:40
自宅到着。
03:00
熱が38度8分まで上昇。関節をアイスノンで冷やし続ける。
08:00
夜間行った病院の診察に不信感を覚えたので、別の病院にいく。
診療開始時間を待たずに医師が出てきて直ぐに尿と血液検査をするように言われる。
08:15
検査開始。
09:20
医師に呼ばれ診察室に入ると、即入院と言われる。
原因は「腎盂腎炎」と呼ばれる病気。
通常生後2ヶ月の子供で体温が38度まで上昇するのは異常だと言われる。
医師に早期発見が出来て良かったですね。と言われる。
実際、幼児には薬は使えないし、夜間は詳しい検査はできない。
当直の医師は、生後2ヶ月なので解熱剤を処方するわけにもいかない。当直の医師は今すぐするべき処置はないと診断。帰宅させた。現実は、その日の朝、別の病院で受診して腎盂腎炎にて即日入院。
誤診ではないか。
相談者は医師の責任を問いたい。病院にカルテを請求。探偵ファイルは調査を開始。
(請求後3週間。開示されたカルテ。※赤字は加筆)
カルテ内容
1咳はぐずぐず出ている(咳はマイナスという診断)
2嘔吐が出ている (嘔吐マイナスという診断)
3熱中症の疑い。乳幼児育児栄養指導。
夜間診療でよく直面する誤診。小児診療の誤診にあったら子どもの身を守ることができるのか。
事実としては、カルテには事実が書いてある。この事実で争うことができると思うかもしれない。
現実、誤診があっても、カルテ内容だけで医師の責任を問えない。
カルテに「殺人」と書いてあっても。
担当医師本人が誤診との因果関係を認めない限り、カルテの記述では医師の責任は問えない。
裁判になっても弱い。病院はこうしたトラブルで、医師との直接の接見は絶対にさせない。
(これは実は2回目の『質問状』。当事者同士の直接の会話は拒絶。)
では医師本人にどうやって因果関係を認めさせることができるのか。現在、守秘義務があるから明かせないが、続編では公開する。夜間診療で、相談者のように子どもの命が突如、晒された例は多い。
探偵ファイル特捜部
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