偽装結婚ブローカー　インタビュー

フィリピーナの偽装結婚が年々増加しているらしい。
以前なら余興ビザでホステスとして日本に行く事が出来た。
しかし、今ではこのビザを取得する事が困難になり、日本行きは狭き門へとなったからだ。

不況とはいえ日本に行きたがるフィリピーナは数多い。
そこで現在フィリピンで暗躍しているのが「偽装結婚ブローカー」だ。

見ず知らずの日本人男性と結婚させて、配偶者としてフィリピーナを日本へ送る商売。
今回、その偽装結婚ブローカーと接触する事ができた。



―― このお仕事は儲かりますか？
今、日本のピンパブには若いフィリピーナがいないからね。
お店に来る日本人は、常に若い子を求めているから需要はすごくあるよ。

―― どのような仕組みなんですか？
まず日本人とフィリピーナを結婚させる。
フィリピーナは日本人配偶者として堂々と日本に入国する事が出来るし、日本人と同じ給料で働く事ができる。
その給料から偽装結婚相手と、ブローカーサイドに月々お金を支払うってのが一般的かな。

―― どうやって戸籍を貸す日本人、日本に行きたいフィリピン人を探すんですか？
お金に困っているヤツ、借金してまでピンパブに行くようなヤツは意外と簡単に偽装結婚する。
フィリピーナは現地のピンパブに行けば簡単に見つけることができるよ。
そこには日本が大好きな十代の子ばかりいるからね。

―― これって犯罪行為ですが、警察に捕まる事はないんですか？
ほとんど見つからないんじゃない。
日本滞在中は定期的に一緒に生活するし、本当の夫婦みたいに見せるから。
どちらかがチクったらバレるけど、お互いお金が必要だしね。

―― もし僕が偽装結婚の相手ならいくらぐらいもらえますか？
契約にもよるけど月々5〜6万かな。

※イメージ

戸籍を貸すだけで数万円。
これが高いのか安いのかはわからない。
ただ、戸籍を貸す事によって本当に愛する女性と結婚が出来ない。
結婚願望の無い人なら良い話かもしれないが……。



イチロー＠フィリピン在住