●更新日 06/08●


ズラを落とした感想


髪の毛はあった方がいい。たとえ薄くても。たとえ生え際がMの字でも。

使用前

使用後

なのにネタのために剃ってしまった。それもこんなネタ、たった一本のために。

……ま、いいんですけどね。髪の毛にそんなに執着ないですから。私。

それはさておき、昔、変装としてカツラをかぶることがよくありました。
カツラというのは慣れていないと気恥ずかしいものでして、鏡で何度もチェックしていても、街中を歩いていると(誰かにバレるんじゃないかな?)(バレたらちょっと恥ずかしいな)などと、ブラジャーを付け忘れた女性のような心境になってしまいます。落ち着かなくてしょうがない。

そこで(ええいっ! それならこちらからバラしてしまえっ!)と思いまして「街中や電車の中でいきなりカツラを取ってみる」という実験を繰り返したことがあります。

見ている人は「プッ」と吹き出すんだろうな、と思っていたんですが、予想に反して、周囲の反応は「一瞬目を見開いて後じさりする」といったものが大半でした。
こうなると渾身のネタがすべってしまった若手芸人のようなもので、周囲は気まずい。私も気まずい。みんなでどうしていいかわからない。

どうやら人は「カツラ」というものを突きつけられると固まってしまうものらしいです。
どうしていいかわからず、見なかったことにしてしまう。

逆に言いますと「カツラ」という存在さえ見えなければ、みんな「他人の髪型なんかどうでもいい」と思ってます。
実際、今回、落ちやすいように、かなり不自然なカツラのかぶり方をしていたんですが、気にする人は皆無でした。

ハゲに悩む男性のみなさん。ご安心ください。
誰もあなたの髪型なんか気にしてないから。
「ボサボサ」だろうが「ハゲ」だろうが「カツラのような髪型」だろうが。

今回は計らずもそれが証明されたんじゃないでしょうか?



九坪




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