●更新日 06/16●
名刺奇談
日本人は名刺が大好きだ。
一日における名刺交換は推定1300万枚。
もし法律で名刺交換が禁止されたら大手の印刷会社がいっこ潰れるだろう。
過去、この名刺交換のおかげで苦い思いをしたことが何度もある。
職業柄と言うか、よく悪人に利用されるからだ。←私も悪人だと言うな
いきなり警察から呼び出しがかかる。
『この男と知り合いですか?』と。
一番多いのが債権回収に利用されるパターン。
悪人曰く
俺は日本で一番大きい探偵社の会長Wが友達だ。
全国に支社があるのでどこにも逃げられんぞ!!
おまえいつから私の友達になったんだ?
何なら俺が一生追いかけてやろうか、ん!?
おかげで最近は人を見て名刺を渡すようにしている。
なので私の名刺が悪人の間で高値で取引されているらしい。
防御策として私は紙幣と同じく名刺の裏に富士山のスカシを入れている。
それ以外は偽物なのでみなさん気をつけるように。
・・・・・・。
どこまで本当の話だかよくわからないが、真実はひとつ。
今月、私は別会社を立ち上げた。結婚・パーティ企画会社だ。
新会社の所長はDOCOMOから引き抜いた辣腕の女性。
さっそく彼女の名刺の発注を園田に任せた。
できあがった。
ん?
うちは消防署か
BOSS
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