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米バージニア工科大乱射事件  〜もう一人の犯人


朝鮮日報の記事で、事件当日の朝、チョ容疑者を目撃したケレン・グリュワルさん(21)=会計学専攻4年生=は「いつもと変わらず無表情だった」と証言した。チョ容疑者はだぶだぶのパジャマズボンとTシャツ姿でコンタクトレンズをつけ、ローションを塗り、薬を飲んでいたという。なおこの薬は、精神科治療薬だった。
チョはうつ病で薬物治療を受けていて、次第に暴力的で突飛(とっぴ)な行動をするようになった。
05年11月と12月に女子学生2人から、「チョ容疑者から電話などで迷惑な行為を受けている」との通報があった。それを受けて、教授と警察がカウンセリングを受けるように本人に勧め、チョ容疑者は外部の精神医療施設に行った。チョを知る韓人は「彼は高校1年の7年前からうつ病にかかっていた 。」と中央日報に証言している。これらの情報により推察すると、重要なのは、彼が「治療を受けていた」だけで、誰がどう見ても

彼に対する治療は失敗だったこと。

うつ病そのものが、無差別に人を殺す衝動を生み出すとは考え難い。では一体、セラピストや医者は、彼に何をしたのか?
銃乱射事件や学校襲撃事件に多く共通しているのは、犯人が精神科の治療を受けていたという事実。よく誤解されるのだが、これは「犯人が精神病患者だった」のではなく、正しく表現すると、「犯人は精神科の治療を受けて悪化させられていた」となる。

米国で起きた主な事件で、犯人が何らかの精神科の治療を受けていたものは以下の通り。

1998年5月、オレゴン州スプリングフィールドで、15歳のKip Kinkelが、両親を殺害した後に自分の学校に行って銃を乱射し、2人を殺害して22人に傷を負わせた。彼は抗うつ剤プロザックを服用していた。
1999年4月、コロラド州コロンバイン高校で、18歳のEric Harrisと17歳のDylanKleboldが銃を乱射し、12人の生徒と1人の教師を殺害し、23人に怪我を負わせ、その後自殺した。Ericは抗うつ剤ルボックスを服用していて、体内からその成分が検出された。
2005年3月、ミネソタ州レッドレイク高校で、16歳のジェフ・ワイズが銃を乱射し、学生や教師、警備員を殺害した後、自殺した。祖父母を含めて合計9人を殺害した。彼は抗うつ剤プロザックを服用していた。

日本

2001年、大阪池田小に包丁を持って侵入した男が8人の児童を殺害した。
2003年、京都府宇治市の小学校に侵入した男が、包丁を突きつけて2人の児童に怪我を負わせた。
2005年、千葉県の県立高校に包丁を持って侵入した男が、職員に切りつけた。
2005年、大阪府寝屋川市の小学校に包丁を持って侵入した少年が、教師1名を殺害し、その他職員2名に重傷を負わせた。

これらの学校襲撃事件に共通しているのも、全て犯人が「精神科で治療を受けていた」という事実。米国との違いは、単に凶器が銃であるか包丁であるかだけなのだ。なぜ治療を受けていた人が凶暴化したのか?抗うつ剤やカウンセリングは、犯人の行動や思考にどんな影響を与えていたのかを見つけ出さない限り、悲劇は終わらない。
アメリカのFOXニュースで、インタビューに出てくる事件を起こした少年とそのお父さんは、「抗うつ薬の副作用がそうさせた、それまでは暴力的なテレビなども一切見ていなく、薬を摂り始めてから性格が変わった。」と子供達に処方する精神薬の危険性を訴えている。



プロザック、セレクサ、ルボックスなどの抗うつ薬、SSRIなど、専門家のインタビューでもその危険性を言及している。コロンバイン高校の銃乱射事件のドキュメンタリー「ボーリングフォーコロンバイン」で有名なマイケルムーアもリタリンをはじめとする抗精神薬を子供達に投与事への疑問を投げかけている。


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厚生労働省は今迄のように「臭いものには蓋」をしてしまうのだろうか?
タミフルのように、世論に突かれるまで無視し続けるのだろうか?
ほら、すぐそこに臨界点が見えている。



BOSSと平田


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