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近づいてはいけない人相  ~殺人事件より

たくさんの人間を観察する探偵。
20年以上やると、ターゲットの前を歩いて尾行できるようになる。(ある程度行動が読めるようになる)
それと同じで、性格なども人相でおおかた把握できる。



畠山鈴香(33)米山豪憲君を殺害した容疑者。

逮捕前、彼女がテレビクルーの前で怒鳴り散らしているところを見て、犯人に間違いないな、と思った。それどころか、推理として自分の娘も殺害しているだろう。豪憲君を殺害した動機が今をもって不鮮明なのは、彼女の人格障害(解離性障害)が主因で、証言(殺害現場など)が二転三転しているためだ。


激高した時に天中から人中にかけての直線ラインよりも大きく顎がゆがむ人相の人は、感情の起伏が人並み外れて激しく、自己中心的、排他的だ。

横顔を見ると、天庭(額の中心部)よりも顎のほうが出ている。一見してしゃくれ顔に近く、反社会的で協調性がない人相だ。


何と言っても特筆すべきは「目」だ。


二重ではあるが象眼に近く、冷気を発し生気が感じられない。この眼相の持ち主は言動を嘘で固め、周囲の人々に精神的なダメージを与え続ける。

また、目頭の下から伸びた深い線は同じく嘘をつくのが上手な性格を表す。


口角もかなり下がっている。この相は怠惰に流されやすく、色欲に弱い。

 


では、彼女の少女時代はどうだったのか。


この一枚では判別が正直難しい。ただ、やはり骨相において準頭(鼻の頂上)が歪み、左右が不揃いだ。この相は家庭愛に薄い自己愛性人格障害者に多く、自分の都合にそぐわない環境を破壊したがる傾向が強い。


愛娘も手にかけた疑い。この人相の犯人を完落ち(自供)させるのは並大抵のことではないが、手法としては決して恫喝せずに煽てるなりして彼女をいい気分にさせることだ。根気よく接すれば、いつかは事件の端著を踏めるかも知れない。

動機は、愛娘を殺害した後、仲のよかった豪憲君に愛娘の残像が重なり、豪憲君の瞳を見るのが怖くなったのではないか。つまり、強迫観念にかられての犯行。ひとつの推理として参考までに。

 

渡邉文男

 

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