●更新日 03/22●
東京に春の訪れを告げてみる その2
前ページを踏まえた上で変質者になってみた。
理想的だと思われる変質者像。
まず私の顔面に注目してほしい。
頭はブラジャーで覆ってある。これは不測の落石などから頭を守るのとともに見る人に対して性的な不快感を与えるのに役に立つ。変態仮面からのインスパイヤ。
また左右、赤緑に塗った。とってもアシンメトリー。
変なおじさんのほくろアシンメトリーを強調した結果だ。
腰に巻きつけたラーメンのノボリ。また春のニュアンスを桜で添える。非常に目立つ。
このカオスさが変質者と判断されるために重要。
次は上半身だ。ここはシンプルにいきたい。あまり手を加えてしまうと変質者の天然な感じがうまく表現できない。大胆にアジを二尾、ヌンチャク状にして首からぶら下げた。
アホアホマンの突拍子のなさがこれでうまく表現できたと思う。
また変質者たるもの礼節を重んじる姿勢も大切。変なおじさんが毎回名乗りをあげるように、自分が変態行為を行う相手にはあくまで紳士的に対応すべきだ。そのために、
蝶ネクタイ。
またブラジャーからはみ出ているのはうどんである。お腹がすいた相手に食べさせてあげよう。
そしてスペシャルサンクスとして山木氏に体中に「肉便器」などの素晴らしい変態的文言を記入していただいた。
さぁ変質者の扮装は完璧だ。
では今から街に出て、東京都民の皆様に春を告げに行こう。
みんな!春が来たぜ!
平日から賑わう原宿は竹下通り。ファッションキッズ達は流行に敏感。この場所に変質者が現れればきっと効果的にみんな春の訪れを実感してくれるはずだ。すると歩き始めて早々、
「もしもしー、変質者が出たよ。春だねー」
男「見ろよ、変質者だぜ」女「春ねー」
一同「変質者よ、変質者が歩いているわ。春ねー」
と、言ってるかどうかは知らん。
が、明らかに変質者を見る目はされる。
街を行く人々のリアクション。
U R L
EMBED
耳を澄ましてよーく声をお聞きください。
「最近暖かいから」「もう春なのね」というような当初狙った発言はあまり聞こえず、
「罰ゲーム?」「撮影?」「生臭い」という不本意なことを言われた。
くそう。明らかに不審だとは思われているようだが、変質者=春と思う都民の方は少ないようだ。
何故だ!?四季の風情なんてものはとっくの昔に絶滅したのか?日本人の美徳をみんな忘れちまったのかよ!?
そんな時!
??「アーユー、スプリングマーン?」
外人が来た!!
スプリングマン?
スプリング?
おお!スプリング(春)マン(男)、
日本語でいうところの春男だ!
すごい!都民ではなく外人に春を告げてしまった。
国境を越えて春の訪れを告げる変質者!すごいぞ無駄にグローバルだ!
っていうか、外国でも暖かくなると変質者が出る文化ってあるのかよ!
しかし変質者=スプリングマン=春男=春
という公式を確立できた!!
原宿にまさしく春一番が吹いたのだ(変質者的な意味で)!!
記事の最後になるが、私は自信を持ってこう言いたい!!
都民のみんな、春が来たぜ!!
ニノマ
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