ファンタジスタ！〜中川クンに彼女が出来るまでの戦いの記録１３〜

ホスト２回目。

前回、他のホストさん達からも受け入られ、水商売が向いていると思った中川くん。

本当に向いているかどうか、今回の行動で解ると思います。



とりあえず、初っ端から歌い出す中川くん。
いや、、、まぁ、確かに歌は上手いと思います。それは、ホストやお客も言っていた。

だけど、肝心のトークは？？

この日の中川くん、疲れているのか何なのか・・・ほとんど会話をしません。


木村　　「駄目だ・・・。圏外のようですね」

ホストＡ「圏外？じゃ、電波が入るようにアンテナ立てようぜ」




早く、バリ３にな〜れ☆


馬鹿な。髪の毛立てたくらいでテンション上がるはずがないでしょう。

しかし、こうでもして場を盛り上げないと・・・と思っていた矢先、なんと今回は探偵ファイルを見て来た人現る！


ホストＡ「ご指名は？」

お客　「あ・・、山木さんで」

ホストＡ「山木というホストは当店にはいませんが」

お客　「え・・・いない？」


山木「いなくない、いなくない！ハイハイ、こっちです！」


ヤバイ、ヤバイ。もう少しで、せっかくのお客を帰すところだった。

※お店では、「山木」と苗字で名乗っても覚えて貰い辛いので、「山Ｐ」にしている


山木　「中川さん・・・。とうとう来ましたよ、我々の客が。さぁ、ベタ付きでどうぞ☆」



　　　　！？

木村　「このヤロウ！オマエが顔隠す意味がどこに有るんだ、ゴルァ！！」

山木　「すみません・・。こんなんで・・・」

お客　「大丈夫。どんなに駄目な人間なのか見て、弄りに来たから」


あ・・そう、、、

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１０分後


木村　「どうですか？」

お客　「手ごわい・・・私、ゲームもアニメも割と大丈夫な方なんだけど、会話をしてくれない・・・」

山木　「中川くん、別にアニメオタクってわけじゃないですからね」

お客　「どんどん盛り上げて行こう！負けない！」




シャンパンが投入される


山木　「今日も酒の力か・・・」


何故、ＰＳＰがあるの？

お客「ちょっと、脳年齢幾つか見せて。ハイ、ＰＳＰ」

木村「凄い真面目な顔してやっていますね・・・」

山木「切っ掛け作りとしては、最適なんでしょうが・・」


そして、３０分後・・・



打ち解けた


木村　「凄い・・・。我々でも手を焼く中川を、こんな短時間で・・・」

山木　「ちょっと待ってください、この女性の掌で転がされてるってことですよ。彼は、ホストでしょ？ｗ」

木村　「あ・・・ｗ」


と言うわけで、今回も前回の合コンと同じで目覚しいレベルアップはなし。

逆に掌で転がされ過ぎたせいか、「一緒に歌いましょうよー」とかの空寒い口説きセリフを目の前で聞かされることになった我々に合掌(-∧-；)

いや、面白かったんですけどね。




ホストさんとは打ち解けているし、対人関係レベルアップまで後もう少しなんだろうけど。