郵便局長に恫喝を受けた部下が暴露したとされる情報をめぐって、憶測が飛び交っている。

２０１５年６月１７日の郵政産業労働者ユニオンによる抗議行動で、申し入れ書の内容を読み上げる中で明かされた。その場面を撮影した動画も出回っている。郵便局長の部下に当たる人物が、ユニオンに被害を訴えてきたというのだ。


「今日、かもめーるの売り上げが低い者４人が局長室に呼ばれ、『俺は１人殺したことがある。おまえら分かっているだろうな？今日（売り上げが）ゼロだったら帰さないからな』と言われました。だから自分で買いました。脅迫だし、あまりにひどいので電話しました」。郵便局名や局長の氏名も明かされている。


局長が以前の勤務先で課長を務めていた時期にも、局員が過労で自殺したとユニオンは暴露。このたびの発言は、局長が過去の問題を「殺人」と認識し、それをもって恫喝しているということだと批判した。局長の解職を日本郵便に求めるという。また、通報者探しや通報者への不利益な扱い及び恫喝等が行われた場合には、厳重な対応をとると述べている。


当サイトでは、当該の郵便局に連絡を取った。局長は用事で不在だという。代わりに応対した男性職員によると、動画の内容は把握しているとのこと。だが、ユニオンが主張しているような恫喝行為等は局内では一切起きていないと明言した。

一方、郵政産業労働者ユニオンに尋ねたところ、訴えてきた人物の氏名や役職等、素性は確認できているという。その上で訴えを聞き、問題を公表したというのだ。このように、郵便局とユニオンの見解は相容れず、議論は平行線を辿っている。

日本郵便の総務部によると、本件に関しては知らなかったそうだ。動画等の内容を確認し、関係部署に伝えて詳細を調べるとのことだった。

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※モザイク加工は当サイトによるもの


高橋