先日、男子高校生が教諭を暴行する様子を撮影した動画が流出し、物議を醸した。

騒動の発端は、２０１５年５月１７日の以下のツイートだった。「これが愛知県の某高校の実態である」。男子生徒が教諭に対して、「マジ調子に乗るなよ」などと罵倒。「土下座してからそうやって言えよ」と叫んで、教諭を突き飛ばした。教諭は転倒し、教室内は騒然となった。


ツイートした人物は、自身の通学先での出来事ではないと説明。他校の生徒から動画の提供を受けたそうで、詳細は分からないという。動画は各所に拡散され、多くの人々の注目を集めた。すると、ツイートした人物はその高校名を暴露した。

やがて、高校に問い合わせた人々が同校からの返信を公開するという事態に。さらに、高校の卒業アルバムと思われるものを撮影した画像もネット上に流出した。集合写真の一部であり、当該の教諭の顔や氏名が写っている。


当サイトが高校に取材したところ、動画に登場する生徒らは既に卒業してしまったため、詳しい事情を確認することはできなかったという。教諭は、現在も同校に勤務している。動画の撮影が始まる前の時点で、教諭は生徒の授業態度の悪さを指摘して注意した。それに対して生徒が激怒して突き飛ばされたと、教諭は学校側に説明した模様だ。

当時、教諭はこの問題を報告しなかった。そのため、今回の動画が流出するまで、学校側は全く把握していなかったとのこと。本来、こうした問題が発生した場合には、学校側に報告することになっているそうだ。だが、報告は義務というわけではなく、各教諭の判断に委ねてきたというのだ。

本件に関して、卒業した生徒らへの聞き取りや何らかの対応は行わないという。教諭への指導等も検討中だが、現時点では公表できないとのことだった。

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※モザイク加工は当サイトによるもの


高橋