「日本はいらない」？ライオンのCMに反日との非難
フジテレビ系「ライオンのごきげんよう」をめぐって、騒動が発生した。
発端は、2011年8月17日のリアルライブの記事だ。スポンサーからライオンが撤退する可能性があり、番組が終了するかもしれないというのだ。フジテレビへの抗議デモやスポンサー商品の不買運動が激化する中で、その対象になりかねないとの話がライオンの社内で出てきたという。
この記事との関連で、「ごきげんよう」の2011年8月9日の放送内容が注目された。小堺一機が「日本の女の子は世界で一番モテるっていうんですから」と発言し、会場から驚きの声が。続けて「知らなかった？日本の男性は一番モテないんですよ」と述べると、ゲストである韓国のFTISLANDのメンバーが小堺を指差して笑った。このやり取りに、反感を覚えた人々がいたようだ。
さらに、ライオンの「バルサン」のCMが話題に。ハエ、蚊、ゴキブリの着ぐるみに歌舞伎役者風のメイクをした3人が、「これ1本」と見得を切る。すると、男性が「よっ、害虫」と声をかけ、それに対して3人が「もう2本はいらねえー」と返す。1本2役という意味なのだが、「もう日本はいらねえー」と言っているかのようだと、非難の声が続出した。
18日、ライオンの広報センターに取材した。リアルライブの記事は把握しているが、同社への公式な取材はなかったという。番組からの撤退の件は、「我々としては全く関知してません」とのこと。
バルサンの当該のCMは、商品の発売に合わせて今春から始まったという。放送開始後、「もう2本はいらねえー」という部分が誤解を受ける可能性があるとの指摘が、視聴者から寄せられたそうだ。そこで、誤解が生じないよう、7月から字幕入りのCMに切り替えた。
この対策にもかかわらず、騒動が起きてしまった。
ライオンへの批判は、「おはようからおやすみまで」続いている。
高橋
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