●更新日 11/06●






【マンション傾斜問題】杭打ちに携わった現役探偵が語る工事現場とは!?








ガルエージェンシー仙台第一 代表・嶺岸 和浩 ガルエージェンシー仙台第一 代表・嶺岸 和浩
1996年にガル仙台第一を開設。東北・北海道ブロックで最も歴史のある拠点としてけん引役を務めてきた。元カーレーサー。探偵業の傍らミュージシャンとしてライブ活動も行っている。現場第一主義で常に満足度の高い調査を目指し、日夜奮闘する。
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横浜市のマンションで傾きが見つかり、杭打ちデータが改ざんされていた問題。

写真

いつ落ち着くかと思いきや、業界全体の基礎(!)を揺るがしかねない事態になりつつあります。


私が以前、移動式クレーンのオペレーターとして勤めていた時、杭打ち工事に手元(アシスタント)として何回も借り出されたことがあります。

建造物の基礎を支えるための杭。皆さんは見たことがありますか? 地中に埋まっているものなので、基礎工事の現場でも見ない限りはその存在すら知らなかったもしれません。


杭は「コンクリートパイル」と呼ばれ、見た目は電柱(コンクリート柱)に見えます。建造物の規模や高さ、また地盤によってその長さや太さは異なります。

長さにも限界があるので、地中により深く打ち込むため、2本の杭を繋ぎ合わせたる場合もあります。


私が携わっていたのはもう20年以上も前ですが、当時の記憶として、杭打ちの工程(段取り)もどこにどの杭を打つのかも決められていました。

手元は、杭にワイヤーを巻いてクレーンのフックを誘導するなど、杭を打ち込む作業全般に関わります。時には、杭打ち途中で溢れ出た土石流の処理に追われることも・・・


今では、杭打ち機械も進歩しているでしょうが、当時は、打ち込んでいる杭の傾きなどのチェックも手元の重要な仕事でした。

杭打ち作業は図面(設計)通りに、決められた長さの杭を打ち込んでいくわけですが、固い地盤に届いているのかは、オペレーターもそして手元も簡単に見て取れました。

当時は、大型のハンマーで杭を打ち込んでいく機械を使用し、固い地盤に到達した際には、音と見た目からこれ以上は入らないと分かるからです。


現在、問題となっている杭打ちデータの改ざんについては個人的に言及できる立場にはありませんが、

恐らく現場で起きたことではないと察します。



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