●更新日 07/29●






上司の嫌がらせに犯罪で仕返しした男!








ガルエージェンシー鹿児島中央 代表・大藤 史生 ガルエージェンシー鹿児島中央 代表・大藤 史生
長きに亘り調査現場の第一線で活躍した後、調査本部第二班班長、ガル探偵学校本校主任講師も務めた日本屈指の名探偵。あらゆる調査を解決に導く手腕はご依頼者様や弁護士からの信頼が厚い。「誠心誠意」サービスを提供する事を信念とする。
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この日、鹿児島地裁のホールにはいつもより多くの人が溢れていた。一番大きな法廷で強制わいせつ致傷事件の裁判員裁判が開かれているためだ。

しかし、今回傍聴した裁判は一番小さな法廷で行われていた建造物侵入・窃盗事件。傍聴した結果、強制わいせつ致傷よりももっと身近で、誰しも経験があるような事件だった。


法廷に現れた被告人は紺色のニッカポッカ姿、日焼けした肌、がっちりした体格が印象的な男性。風貌通り職業は型枠大工だという。

起訴状によると、被告人は隠してあった合鍵を使用して元勤務先に侵入し、釘打ち機2台など計8万円相当を盗んだ。


元勤務先では真面目に仕事をしていた被告人だが、上司が被告人の悪口を他の同僚に言いふらしたという。

ある日、被告人は一緒にいた同僚から、携帯のスピーカー機能で上司との会話を聞かされた。この時、被告人は20分以上も自分の悪口を聞くことになる。


その後、悩みに悩んだ被告人は仕事を辞めることを決断。しかし、次第に上司に仕返ししようと考えるように。

道具が無くなれば、道具管理の責任者の上司を困らせることができると考え、その浅はかな考えを実行し、犯行に及んだ。


傍聴席最前列に座っていた妻が情状証人として証言台に立つと、被告人はソワソワし、妻に迷惑をかけた罪悪感からうつむき涙を流した。

弁護人は、盗んだ道具は全て還付し被害は回復していることなどを理由に寛大な判決を求めた。


職場での陰口や嫌がらせは誰しも経験があるだろうが、被告人はその悔しさを違法行為によって対抗してしまったのが間違いだ。合法的にやり返す手段はある。

仕事を辞めざるを得なかったのだから、当然、精神的な苦痛を受けている。民事訴訟で慰謝料請求が可能である。

事実無根の悪評や誹謗中傷、裁判資料としての証拠収集を行うのも、我々探偵の仕事なのだ。



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