●更新日 06/29●
意外に深い日光東照宮・・人の一生を垣間みた!?
ガルエージェンシー千葉柏 高橋 久美子 20年間、政界の窓口で様々な相談業務に対応してきた経験を活かし、探偵業を開設。現在、心理カウンセラー、法律事務所スタッフとしても活躍。ガルの女探偵として、面談からアフターフォローまで行い、依頼者第一主義の調査に定評あり。 |
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世界遺産に登録されている日光東照宮は徳川家康を祀る神社。境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物があり、日本最大のパワースポットとしても有名ですよね!
今回は沢山の建造物を見学してきた中で、「なるほど」と私自身が印象に残った建造物の彫刻を紹介したいと思います。
この建物の中間部分に「さる」の彫刻がありますが、これらには一つずつ意味があります。
①母親が子どもの未来をはるかに臨む様子
②見ざる・聞かざる・言わざる。純真な子どもにはよいものだけを与えよ。この時期によいものを身に付けておけば、悪いものに触れても正しい判断ができる、という意味です。
③一匹のさる。どことなく寂しそうなのは、孤独に耐えつつもこれからの人生を考えているからです。自立を表してます。
④希望をもって上を見上げる青年期のイメージ。御遺訓にいう「上を見な・身の程を知れ」です。
⑤中央のさるは崖からの転落を免れた状況。左のさるは中央のさるの背中に手を当てています。
⑥右のさるは正面を凝視。左のさるは何か考え、決断を迫られています(右のさるは結婚の決心を固め、左のさるは未だそれに至っていない状況かもしれません)。
⑦2匹(2人)で力を合わせれば、人生の荒波も乗り越えられます。
⑧結婚した2匹(2人)が親となります。1番最初の面の子育てへと辿り、永遠の命が受け継がれていきます。
つまり、この彫刻には昔から受け継がれている考え、どの時代になっても変わらない人の心理(自分・親・友・子ども)が深く刻まれているのです。非常に重みがありますね。
不可解な事件が多いこの世の中で、人とは? をテーマに、夏休みを利用して親子で見学に行ってみてはいかがでしょうか!?
ガルエージェンシー千葉柏