●更新日 06/23●






無念の事件被害者・・死んでなお訴えたいことは!?








ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山 浩二 ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山 浩二
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梅雨の時期になると思い出す事件があります。あれはもう30年も前のことになりますが、私がS県K署に勤務していた頃の事件です。

若い男女がアパートに同棲中、些細なことから喧嘩になりました。男が女性に暴力をふるい(今でいうDV)、女性は意識不明の重体に。男が自ら119番通報して来ました。

救急隊と共に病院に向かう途中、男は走る救急車から逃走。女性は病院に搬送されるも、死亡が確認され事件が発覚・・・


殺人事件として捜査が開始され、男は間もなく逮捕となりました。その後、女性の死因を解明すべく司法解剖となりました。

S県では当時、解剖は大学医学部の法医学教室で行われることが常であり、この事件の場合もS県所在のS医大法医学教室で行われることに。私を含め数人の担当官で解剖に立ち会いました。


解剖準備のために被害者女性を解剖室に移し、私以外の全員が解剖室から退室。去り際に、被害者女性の顔が血まみれだったので、私は「かわいそうだな」と思い、付近にあったタオルで女性の血液をぬぐいました。

すると、女性の左目じりから一滴の涙の様な水滴がスーッと流れたのです。私は「え、今のなんなの?」と思いながらも、「悔しかったね」と心の中で話しかけました。

周りには誰もおらず、正直言って、背筋がゾーッとしたのを覚えています(事件の被害者の無念は計り知れないものですから)。遺体には慣れていましたが、初めての出来事でビックリしたのは確かです。


このことを一緒に解剖に立ち会った同僚に話しましたが、被害者女性を冷凍していたので、水分が溶け出しただけだよ、などともっとなことを言います。しかし、私は「それだけかな」と今でも思います。

みなさんはどう思いますか?

私は科学では解明できないこともこの世の中にはあるように思うのですが・・・・



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