●更新日 03/13●






大切なあの人と気持ちをつなぐ「風の電話」とは?








ガルエージェンシー埼玉東武 相談室長・大谷 千恵 ガルエージェンシー埼玉東武 相談室長・大谷 千恵
探偵歴11年。前職は美容アドバイザー。人が大好きな子育て真っ最中のママさん探偵。勘と経験を最大限に生かし短時間で問題解決へと導く。老若男女どんなご依頼者様でも悩みを親身に聞き、カウンセラーとしての評価も高い。
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2011年3月11日に発生した東日本大震災。死者18,000人、行方不明者2,600人を出す未曾有の大災害となりました。

あれから4年。いまだに23万人が避難生活を送っていますが、大切な家族を奪われて絶望や悲しみのどん底に突き落とされても、皆さんこの4年間を必死に生きています。


とはいえ、どんなに気を張っていても、ふとした瞬間に泣きたいこともあるでしょう。

多くの犠牲者を出した岩手県大槌町の民家の庭に電話ボックスがあります。

中には電話線のない黒電話とノートが置いてあり、亡くなった大切な人に想いを伝える、通称「風の電話」と呼ばれています。


「おじいちゃん元気? 僕は毎日元気に学校に通ってるよ。おじいちゃんは何してる?」
「母さん、孫ちゃんが3人に増えたよ。俺は何も手伝ってあげられなくて。母さんにお風呂入れてもらいたかったよ」
「お母さん。私結婚するよ。お母さんにドレス姿を見て欲しかったよ」

そんな問いかけに、まるで天からの返事が聞こえてきそうです。そこは、祈りとともに故人と心の対話をする場所なのです。


また、置かれてあるノートには、

「あれから2ヶ月がたつけど母さんどこにいるの? 親孝行できずにごめんね。あいたいよ。絶対見つけてお家につれてくるからね」
「会いたい 会いたい 会いたい」
「もう痛くないよね。苦しくないよね。お母さんがそっちに行ったらまたお母さんの子供になってね」

と綴られています。


明日という日が永遠にきて、いつも大切な人がそこにいる。それが当たり前ではないことをこの震災で学びました。



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