●更新日 10/04●
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御嶽山噴火は山の神の祟りか?





皆さんは、「御嶽教」という宗教をご存知だろうか?

御嶽教本庁サイト
御嶽教本庁サイトより転載


御嶽教は天皇陛下に認められて130年になる、神道の宗派の1つ。
9月27日に噴火した御嶽山を信仰根本道場としている。

今回は、とある愛知県三河地方の御嶽教教会にインタビューを試みた。


御嶽教には特に断食や礼拝などはありません。
悩んだり落ち込んだりネガティブな感情の時に御嶽山に登って試練を克服して、山に感謝をするだけでいいのです。

日本では自然や建築物、広く見れば目に見えるものすべてに神や精霊が宿るという考えがあり、御嶽教はそれが御嶽山だという考え。
そのため、山のために摂生や修行はしなくてもいいのです。

今回の噴火ですが、9月10日前後に御嶽山の地震が増え、山が活動を始めたと御嶽教の間では噂していました。
ところが、地震学者か火山学者か知りませんけど、学者が「それくらいは許容範囲」と言って、噴火の警戒レベルを1のまま上げなかったんです。
その時もっと注目して、山小屋や登山者にだけでも情報を与えて災害グッズなど持たせていたら・・・と非常に悔やまれますね。



最後に恐る恐る訊いてみた。

「御嶽山噴火は山の神が怒ったのでしょうか?」

そうは思いません。というのも、9月は御嶽山には神がいないからです。
御嶽山は7〜8月に神がいるとされていて、この時期だけ「夏山登拝」で登山できます。
もし7〜8月だったら山の神が怒ったと考えるかもしれませんけど、自然ですし活火山ですし、そうは考えませんね。



前回の1979年(昭和54年)の噴火は大規模だったらしく、そのあと2年間は御嶽山に登れなかったそうだ。
灰を撤去するのに1億円以上かかったとも聞く。
今回はこれ以上、被害が拡大しなければよいのだが・・・


最後に、今回の噴火で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。



探偵ファイル編集部


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