●更新日 09/11●
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広島土砂災害、責められるべきは・・・





73人の犠牲者を出した広島土砂災害は、近年の異常気象による豪雨が原因なのは明白で、自然災害そのものは確かに防ぎようがないかもしれない。

ニュース

ただ、土砂災害発生の1時間以上前に広島地方気象台が出した「1時間に70ミリの雨が降る可能性がある」という予報を、市が見落としていたという。この連絡はFAXで来たそうだ。

つまり、避難勧告の判断材料となる重大な情報を知るのが遅れてしまい、被害が拡大、多くの人命が失われるという結果につながったのだ。


被害を最小限にできる可能性があったのに重要なFAXを見落としたのは、市の怠慢な「未確認」行動と言わざるを得ない。

また、広島地方気象台は予報をFAXで送ったまではいいとして、相手がちゃんと読んだかの確認はしなかったのだろうか?


今回の件でつくづく思うことがある。

今の時代は便利になり、人と話さなくても様々な通信手段で連絡は取れるようになった。

そのため、「連絡が届いているのか?」や「内容を理解しているのか?」といった確認作業をしなくなっている。

送った方は送信したことで、自分の役割が終わったと思い、受け取る方は受信がどういう形で来るかの確認作業を怠る。

今回も双方に「確認」の作業が足らなかったために、多くの命が失われてしまったように思われる。非常に残念でならない!


今回の災害で犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。



ガルエージェンシー


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