●更新日 08/20●
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事件を追う 〜父親の失踪事件は迷宮入りか?








FC名 代表者名 ガルエージェンシー京都中央/滋賀中央/神戸中央
代表は元京都府警捜査官。30数年もの間、暴力団捜査・知能犯捜査の特捜最前線で数々の難事件を指揮、解決に導く。刑事事件や民事事件の証拠収集にも対応可能な支社で、顧問弁護士とのプロジェクトチームによる徹底したサポートも行っている。
ご相談はこちらから 0120-783-799




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※本件は依頼人の了承を得ています。

「シイタケ狩りに行ってくる。シイタケをたくさん採ってくるから楽しみにしてや」と言っていた父親が、自分の意思で失踪するはずがない。しかし、警察に何度訴えても、家出人届でしか受理してくれない。

警察を動かすほどの確たる証拠がなかなか見つからなかった。
捜査官時代に培ったこれまでの経験からすれば、本件は事件であることに間違いないが、弊事務所の調査も暗礁に乗り上げかけた。
そこで、もう一度父親の部屋を徹底的に捜索したところ・・・

1枚の「ATM利用明細書」が出てきた。


記載された口座番号によると妻と娘が知らない口座であり、銀行も今まで取引がなかった銀行。残高もかなりある。

ATM利用明細書が父親の部屋にあるということは、この口座の金は父親のものであろう。
名義は一体誰になっているのか? 父親は経営していた会社を計画倒産させているのだから、父親名義のはずがない。誰かの名義にしているはずだ。

「よし! 警察が動くぞ!」


私の仕事はここまで。後は、警察に任せるしかない。

娘さんにそのATM利用明細書を警察に提出するように伝え、私の元同僚である捜査一課の警部に「この口座の名義人が父親と違えば、どうなるんだろうな」とだけ伝える。

それから少しして、娘さんから「この口座に関わる詐欺事件で警察が調べているようです。ありがとうございます」と連絡が入った。

娘さんも頭のいい女性なので、察したのだろう。ATM利用明細書を提出して、少し経った頃に自分が取り調べを受けたことの意味が・・・

私は元警察官だから、警察が何を捜査し始めたかは容易に想像がついた。事実上、父親の失踪が捜査線上にのったのだ。


ここからが、さらに長い戦いの始まりだった。



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