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●更新日 03/17●
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白バイ探偵が斬る⑳〜元警官が裏事情を暴露 アンネの日記事件の犯人が実名報道されない理由








ガルエージェンシー埼玉北 代表・長野 浩和
前職は警察官。取締りのほか数々のキャンペーン、テレビ番組『警察24時』での取材対応も行う。優秀警察官表彰、管区警察学校での学業成績優秀表彰等多数の表彰を受賞。30年務めた警察を退職後、信条である「義」を貫くために探偵となる。
ご相談はこちらから 0120-446-007




東京都内などの図書館や書店で「アンネの日記」や関連書籍が相次いで破られた事件がありました。


犯人には「精神科病院への通院歴がある」という報道がありますが、警察は報道機関への広報紙には「A 男性 ○○歳」としか書きません。

ただ、電話での取材等に対しては、精神科の通院歴があることを伝え、「報道機関の責任で・・」と付け加えた上で実名や住所等を教えます。

こういう場合、報道機関が実名報道しない理由は、刑法の犯罪の成立要件である「違法性」「構成要件該当性」「有責性」のうち、有責性という面で精神病者の責任能力が問題になるからです。
さらに、関係団体からの抗議も恐れているのでしょう。


また、今回は「器物損壊」という親告罪で、比較的軽微な事件でした。
それなのに本部の捜査一課が出ているのは、日本国内だけでなく世界的な反響があり、国が警察庁にいち早い事件解決を要請したからだと思います。

通常、一般の人が被害を受ける器物損壊事件では、いくら被害額が大きくてもここまで捜査することはありません。


今回は、政治的な思惑も見え隠れしますね。
犯人を精神病者にしたいと思われるような・・・

犯人の社会的立場によっては国際問題になりかねないからでしょうか。
犯行について、証拠品でもある破った本の紙片について、具体的、明確に説明していますが、「調べの中で意味不明な言動」を強調しすぎていることに元警察の人間としては違和感を感じます。

国に「精神病者の犯行」にしたいという意図があって、捜査機関へ見えない圧力でもかけたのでしょうか・・・?



ガルエージェンシー埼玉北


ガルエージェンシー埼玉北 




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