大津市教委は、生徒が通っていた皇子山中学校の全校生徒859人にアンケートを実施し、男子生徒が昨年9月頃から同級生に教室やトイレで繰り返し殴られたり、成績表を破られたりするなどのいじめを受けていたと公表。一方で死亡との因果関係については「判断できない」としていた。 原告側は男子生徒が死亡する前日、加害生徒に「ぼく死にます」と電話をかけていたことから、「自殺がいじめを苦にした事は明らか」などと因果関係を主張。 学校側も教師がいじめを認めながら組織的な対応をせず、自殺をしないよう注意する安全配慮義務を怠ったとして、大津市や生徒らに連帯して慰謝料の損害賠償を支払うよう求めている(原告の石川賢治弁護士。参照はこちら)。 大津市教委側はいじめの事実は認めるが自殺との因果関係を一切認めておらず、両親にとっては納得のいかないことである。 今後は学校側がどのようにいじめ問題に対応していくのか、裁判の動向がさらに注目される。 今さらではあるが、もっと早い段階でいじめ情報を入手していればこのような悲しい結末を迎えることはなかったのではないかと悔やまれる。 「あなたの街、大津の探偵」として、今後は真実の行方を裁判の傍聴席から見守ってゆきたい。 総合探偵社ガルエージェンシー |
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