●更新日 12/05●


実録!悪い女に騙される男達 女探偵の日記B


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ソープ『ファンタジー』を目指す、今年5年目の調査員勝山君。


「皆に送り出されるソープほど楽しくないものはないもんだ」とひとりごちる調査員勝山君。

アタシは本社調査部からそんな勝山君を元気に見送った。
「頼んだぞぉ!!」

調査スタート時間の午後8時。
ドキドキしながら待つ2時間。
待つ2時間。
待つ2時間。
待つ2時間
待つ・・・

プルルルル。



きたぁ!!


さぁどんな情報が掴めたかしら!!

  「お疲れ様です。勝山君。で、どうでしたか?」

調査員「はい・・・実は、なんと対象者(里香子)がまだ店に出ていたんです。」

  私「やっぱり・・・」

調査員「指名をして直接話をしました。調子が悪いということで2時間話しだけして色々聞きだせまし
    た。上がり時間も聞き出しているので外で張り込んでその後を追ってみます」


  「頼んだ!勝山君!」

尾行をした結果、武井さんが「この辺りに住んでいるだろう」と思っていた場所とまったく反対方向に彼女は帰って行った。

「帰る方向が依頼者情報と全然違います!」


そして、若い男と合流しオートロックの高級マンションに消えていった。


武井さんにその報告をしたところ、うつむいたまま黙ってしまった。

「武井さん、とりあえずまだ彼女と接触した男性と彼女との関係がわかってないですから、もう少ししらべてみましょうよ」

「そうですよね!もしかしたら彼女のお兄さんかもしれないですよね!


ナイス!そのポジティブな感じ!

そうですよ!ここで決め付けたらいけません!ココまで着たらきっちり調べましょう!!

そして調べること1週間。
彼女とその男は結婚していたことが判明。

貸したお金を返してもらおうにも、借用書もなければ、全て手渡しでお金を渡していたので振込みの記録も何もない。

武井さんに彼女の親御さんに会って話しをしてみたらと勧めてみるが

「もういいです。僕は彼女を信じてましたし、何より愛していました。彼女と残りの人生を歩んでいこうと心に決めた矢先、連絡がとれなくなりました。でも不思議と心のどこかで覚悟していた気がします。騙されているんじゃないかって。でも僕が彼女を好きだったことには変わりはないので、お金はもういいです。」


そう言ってガル本社を後にしました。


つづく。





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