●更新日 10/13●
痴漢冤罪
昨日のつづき
先日、私の知人も同じように無実の罪を着せられた。
痴漢の冤罪である。
電車内で眠っていた彼は、「あなた痴漢しましたね」の台詞で目を覚ます。
何もしていない彼は、「こんなところで騒ぐのは見苦しい。警察で話せばよいだろう。」と思っていた。事実何もしていないのだから、いたってシンプルである。
が、コトはまったく逆に走り出した。
なぜ、何もしていない彼がこのような言われ受け、名誉を傷つけられなければならなかったのか。
警察とのやり取りは柳原さんの時とまるで同じ。
最初から彼がやったと決め付けての取調べ。
その怠慢な取調べは大宮署で行われた。
「手の甲で触っても痴漢は痴漢だぞ!」
「言ってろよ、言ってろよ、そんなこと(否認)言ってると1年でも2年でもここにいることになるぞ!」と威圧的な態度で挑む刑事もいた。彼はその晩だけでも、延べ10人程度から取り調べを受けている。
中には「これだけは言っておくぞ、中には被害者面して男をはめようとする女もいるけど、あの女はお前を陥れようとするようなズベじゃねえぞ!」などどいう刑事もいた。
滅茶苦茶である。
しかも、彼はこの間に新聞に実名報道されている。
否認をしているにもかかわらず、実名報道とはいかがなものか。
私もこの報道によりこのことを知った。
こんなことが許されて良いのだろうか?
彼は11日間拘束され、無実を認められ釈放となった。
その陰に、若い検事の正義があった。
警察の調書を鵜呑みにせず、実際に被害にあったと言っている女性を自ら呼び出し、取調べをしているのである。柳原さんの時に一人でもこのような考えを持つ人がいたならば、違った結果になっていたはずだ。
現在、彼は埼玉県公安委員会に苦情申し立てをしている。
これは他人事ではない。
いつ自分の身に降りかかってもおかしくない。
留置所の中の者が彼に「警察について行った時点でお前の負けだ」と言っている。
電車に乗るときは、眠ることはおろか、両手を挙げておくぐらいの気持ちでいなければならないのか?
私は女性だが、今回の一件で男性専用車輌も作るべきだと強く思った。
どうやら、自分の身は自分で守るしかないらしい。
総合探偵社ガルエージェンシー
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