●更新日 10/12●
富山冤罪事件
無実でありながら服役をするなんて想像が出来ない。
日常生活で他人に誤解されるだけでも我慢ならないのに、無実で刑務所なんて。
警察は私達を守ってくれる人たちだと思っていたが、守るどころか陥れていた。
2002年1月と3月に起きた婦女暴行と同未遂の容疑で逮捕された柳原浩さん(40)
柳原浩さん(40)
柳原さんには電話の通話記録からアリバイは成立していたし、現場にあった足跡とも一致していなかった。なのに逮捕である。
なぜか?それは自白の強要。そして警察のでたら目でずさんな捜査。警察の怠慢である。
否認をする柳原さんに警察は「ばかやろう!何でそんなことを言うんだ」と怒鳴り、「今後言ったことをひっくり返すことは一切致しません」と書かされ 、署名、指印させられた。
「『はい』と『うん』以外は言うな」と言われ、質問には全てそう答えた。
ある時は亡くなった柳原さんの母親の遺影を持たせ自白を迫った。
「お前の家族が(犯行は)間違いないからどうにでもしてくれ」と言っているなどと言ったりもした。柳原さんは「家族にも見捨てられたと思った」と話している。
挙句の果てには自白捏造。
柳原さんの知らない被害者宅の見取り図が作成されていた。
柳原さんは両手首をつかまれ描かされた。
そんな中、柳原さんの父親は息子の判決を聞くことなく他界。
逮捕から5年。この時間は取り戻せない。
柳原さんは仮出所後も前科者と白いめで見られ、職も居場所も転々とし、自殺も考えた。
しかし、今回の公判では不適切な捜査には一切触れず、誤審への謝罪もなかった。
当時の関係者の処分もなにもない。
警察の大失態をこのままにしていいのだろうか?
処分もなく、実態も明らかにされていない。疑惑だけが残っている。
警察だけではなく、裁判官も国選弁護人にも同じことが言える。
間違いを認めたくない警察官のプライドで無実の人が罪をかぶるなんて、法治国家でも何でもない。
総合探偵社ガルエージェンシー
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