●更新日 04/14●

時給5千円のバイトに合格!


前回、新宿2丁目の「時給5千円、雑役アルバイト」の面接を受けました。

リ・コウジ・時給

その後、指定された日に電話をかけると、あのオネエ言葉の社長が出てきました。

「いつから来れるぅ?」

なんと演技指導として、雑役のバイトに合格してしまったようです。
ただ演技指導なら男優と絡む必要もないのでノンケでもできます。
しかも時給5千円、単純に計算して8時間で4万円!
これは美味しい!と、思ったのですが、社長が気になることを言ってきました。

“練習”しなきゃいけないでしょ?」

えっ?演技指導も練習するんですか?

リ・コウジ・時給

「そうよぉ〜。色々と“分からないこと”も多いでしょ〜」

何だかイヤ〜な予感もしましたが、再び二丁目の事務所へ。

「あら〜忙しかったの〜?」

社長は飲み屋のママさんのように迎えてくれました。
こちらは、“万が一”の事態に陥ったとき、すぐに逃げ出せるよう鞄を身につけたままでソファーに座ります。
社長から缶コーヒーを頂きましたが、頭の中は“分からないこと”への不安で一杯。
緊張のあまり喉を通りません。
社長もそれを感じ取ったのか、緊張を解きほぐすように話し始めました。

リ・コウジ・時給

「堂本光一君の『Shock!』観たことある?私、観に行ってビックリしちゃったわよ」

やはりジャニーズ系が、お好きなのでしょうか?

「違うわよ〜。会場は若い娘たちで、マクドナルドみたいになっていると思ったら、おばさんばっかりで静かなのよぉ〜。あれ、どうやってチケット配分しているのかしら?何か若い娘を来させない、からくりでもあるのかしら?」

など、こんな感じの世間話が続き、練習は一向に始まりません。
そして帰る時間になると

「じゃあ、これ今日の分ね」

社長はそう言って3千円をくれました。

リ・コウジ・時給

1時間、話を聞いただけで3千円!?
もしかして、今の話は研修みたいなものだったのでしょうか…?

「ゲイ事の世界」は、“分からないこと”で一杯です。



リ・コウジ リ・コウジ・時給


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