●更新日 03/22●

時給5000円バイトの面接を受ける


日本最大のゲイタウン、新宿2丁目で、ちょっと気になる求人広告を発見。

リコウジ

「モデル募集、日給50,000円〜150,000円以上」。
この場合、場所的に言って、いわゆる「ゲイのモデル」であることは、見当がつきます。
気になるのは、その下に書かれた「雑役、1時間5,000円」。

ある事情通に聞いてみると、モデルの内容は分かっても、雑役の内容は分からないという答え。
ただゲイDVD等の撮影現場の雑役なら、ノンケでもできるかもしれません。

というわけで、電話をしてみると、横柄な態度のオネエ言葉の男性が出て来て、面接に呼ばれました。

リコウジ

場所は、2丁目にあるマンションの一室。
男性は社長のようです。
電話で受けた印象とは違い、意外と優しい小太りの中年。

やはり「モデル」の仕事は主に「ゲイDVD」出演でした。
気になる「雑役」のことを聞いてみると

「雑役は現場の機材持ちとかじゃないの。通行人とか、端役のことなのよ」

リコウジ

やはり男性との濃厚な絡みはあるのでしょうか?

「絡みはないけど、物語の流れで脱ぐことはあるかもしれないわね」

そして「想像力や構想力はある?」と聞かれ、「はい」と答えると

「現場での演技指導とかやってもらうかもしれないわ」

リコウジ

一旦、社長に千円を渡され喫茶店で待機するように言われ、少ししてから事務所に戻ると、モデル志望の小柄なホスト風男性がいます。

「この子が殺し屋、あなたが変質者。殺し屋と変質者のあなたが凄い闘いをする。そして隙をついて、あなたが殺し屋の首を絞める。そのときの殺し屋の表情の演技指導をしてくれる?」

社長にそう言われ、ホスト風男性の首を絞め演技指導をしていると、社長の気分が高揚してきたようです。

「この子の股間を握って!両手でギュッと!」

そして自らもホスト風男性に熱心な演技指導を始めました。
面接の結果はまだ分かりません。
しかし、この「雑役」のバイト、やはり“ゲイ”のない者にはキツイかもしれません。



リ・コウジ 写真


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