●更新日 12/21●

新聞記者たちの華麗なる自演と自爆


スパイ日記でも二回取り上げた飲酒運転記者隠蔽問題、「なあに、かえって免疫力がつく」や「「美しい国」逆から読むと「憎いし苦痛」」をはじめとする迷言の数々でも知られる中日新聞と系列の東京新聞。近年は自作自演記事も乱発しているということはご存知でしょうか。世論の誘導を試みるものから、極めて個人的なものまであります。


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まずは、つい最近の例から紹介することにしましょう。『マスコミ市民』12月号に、中京大学教授の飯室勝彦氏による「NHKへの放送命令、「国営放送化」にまた一歩(中)」と題された文章が掲載されました。その内容は、「JANJAN」というサイトの12月18日の記事に全文が転載されています。

飯室氏の文章には、次のような記述が見られます。自民党が朝日新聞に取材を拒否したことに関して、「取材拒否は、メディア差別というだけでなく、そのメディアを通じて情報を知ろうとする人びとの知る権利を侵害する」と論じた東京・中日新聞グループの社説(8月4日)が突出して見えるメディア状況は異常だ」。

このように書いて中日新聞と東京新聞を持ち上げる飯室氏は、実は長年、この新聞の論説委員を務めてきた人物です。この人は自作自演や自画自賛がよほど好きなのでしょう、大学のHPには、教授からのメッセージ欄に自ら次のように記しています。「長年中日新聞論説委員としても、中日新聞・東京新聞の「社説」を担当。司法やジャーナリズム、メディアの問題について新聞紙上で鋭い論評を展開する表現のスペシャリストです」。

飯室氏の文章に話を戻すと、末尾には以下の記述も。「政府や被害者家族の言うことを黙って聞くしかないのでは、民主主義社会の基盤である表現、報道の自由が圧殺され、戦前、戦中の暗黒社会に戻ってしまう」。東京新聞は従軍慰安婦とされる人々をかばう記事が連日出る一方、北朝鮮拉致被害者には極めて批判的です。10月20日のスパイ日記で紹介したように、横田滋氏が安倍首相の顔を強制的に「北」へ向けるイラストを掲載したほどです。

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続いては、ごく小規模な例を。12月6日の東京新聞夕刊「おふライン」欄に、「愛犬闘病記ブログ」と題した記事が掲載されました。執筆者の桐山純平記者は、愛犬が病気で歩行困難になったことをblogで公開した経験について述べています。「すると励ましのコメントを頂いた。「こんな介護法が」というアドバイスまでも」、「さてわが家の愛犬闘病記はブログの成功例だろう。温かいコメントのかいあって回復したからだ」。

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こういった記述を読むと、大勢の閲覧者や多数のコメントがあったような印象です。ところが、桐山記者によるblog「股関節形成不全を克服するまで リッキーの闘病記」を実際に見ると、なんとコメントは3つだけ。しかもそのうちの2つは同一人物によるもので、残りの1つは桐山記者からの返信です。新聞に記事が掲載されて約半月が経過した時点でも、状況は全く変化なし。この記者も、かなりの見栄っ張りと自爆体質のようですね。


さて、今後はどんな自演や自爆を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです。



タカハシ


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