●更新日 11/09●
駐車場のある居酒屋へ潜入
今年9月12日〜18日に全国で実施された飲酒運転取締り強化期間中、検挙は4383件、逮捕者160人(飲酒検知拒否を含む)。
たった7日間でこれ程の人数が検挙されたにも拘らず、今日でも飲酒運転による悪質な事故が相次いでいる。
「逃げ得」なんて言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれない。
飲酒運転に関する法律を見ると、
飲酒検知拒否: 最高で罰金30万円
酒気帯び運転:1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
酒酔い運転 :3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
同時に轢き逃げに関しては、
5年以下の懲役または50万円以下の罰金、業務上過失致死傷罪と合わせても、懲役は最高7年半
しかし、飲酒運転で人を轢いた場合、
危険運転致死傷罪で最高懲役20年
明らかに飲酒をしても逃げた場合の方が罪が軽い。
となれば、法律の穴をついて、当日は検挙から逃げ て、後日(酒が抜けてから)出頭する輩が多いのも当然。
これでは「逃げ得」というのも分かる。
しかし、飲酒運転に関しての法律も厳罰化されてきた。
車を運転すると分かっている客に酒を提供したとして店員が逮捕されるという例もある。
店側としては、駐車場を無くせば客が減るし、飲酒運転を見過ごせばこちらが捕まってしまうとあっては頭を抱えてしまう。
駐車場のある居酒屋の中には、車で来店した客の車の鍵を預かり、飲酒した場合は運転代行や家族の迎えを呼ばない限り鍵を返さない、
といった様々な対策が採られ始めている。
しかし、利益 しか考えず、相変わらずの店舗も存在するのだ。
我々は、某チェーン店に潜入し、一組の客に目を付けた。
彼らは全員飲酒し、口調などから酔っているのが明らか。
にも拘らず、店員は会計の際、明らかに酔っている男に駐車券を平然と渡していた。
彼らは店外で談笑し、そのまま車に乗り込み走り去ってしまった。
酒を飲んで運転するのが一番悪いのは当然だが、
店側には犯罪助長をしているという自覚はあるのか!?
チープ彦坂
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