●更新日 09/28●
100円ショップを支える世界最大の問屋街
日本の貧乏人の強い味方であり今や庶民の生活に欠かせない『100円ショップ』。
その『100円ショップ』を支える場所が中国にある。
そこは杭州から車で約一時間半のところに位置する浙江省義鳥市。
人呼んで『世界最大の問屋街』
その異名どおり、市街には多くの卸売市場が存在し、『100円ショップ』の仕入れルートにもなっている。
中には15階全部が宝石、貴金属の装飾品のお店という、もし何か暴動が起きたら真っ先に狙われるであろう『財富大厦』もある。
そしてこの世界最大の問屋街・義鳥の中心となっているのが『福田市場』。
5階建ての建物に2万店以上が軒を連ね
「ない物はありません!」
とガイドも胸を張る超巨大卸売市場。
距離は片道2.5km!商品は34万種類!
規模は現在も拡大中。
日本の100円ショップで見かけたことのある日用品は勿論、家電から竹刀まであらゆる商品を売っている。
ここには連日、国内外の各地から多くの客がやって来る。
その為、店員の教育がしっかりされておりレベルも高い。
実際この日、ある日本人観光客が、一眼レフデジカメをどこかの店に置き忘れてしまった。
普通なら誰かに横取りされ手元に戻ってくることはほとんどないのだが、ここではちゃんと店員が取って置いてくれ、本人の手元に戻ってきた。
当たり前のことなのだが、昔の中国を知る者は皆、この変化に驚いたと共に感動していた。
また市場の外では定番のニセロレックスを売っている人もいるが、それ以外にも
「何か良い商品、ヒットした商品が出てくれば3日後、早ければ次の日の朝にはコピー版が登場します」(関係者)
その中には本物とソックリなものもあれば
剃り込みが素敵な鉄腕アトム
斬新な青いウルトラマンタロウと赤いバルタン星人
長いまつ毛に青い瞳の悟空
などバッタもん商品も充実!
「ない物はない」どころか「あってはいけない物まである」品揃え
義鳥は、これからも『100円ショップ』を支え、日本の庶民の強い味方でいてくれるだろう。
リ・コウジ
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