●更新日 09/21●
給料明細を見せない夫
今回は、浮気調査から始まり、意外な展開になった話。
依頼者は結婚7年目の専業主婦Aさん。
Aさんによると
ある日、夫が、見たことのない派手なネクタイをつけて帰ってきた。
気になったAさんが問いただすと、『取引先で貰った』という。
不審に思い、夫のクローゼットの中を覗いてみると、そこには、見たことのない派手なネクタイが12本もあったという。
12本ものネクタイをくれる取引先なんて、夫には存在しない。
こういう、夫のちょっとした嘘をきっかけに、浮気調査の依頼をしてくる奥様方は多い。
私は、3日間の調査を引き受けた。
朝、夫が自宅を出るところから、帰宅するまでを尾行。
すると、意外な事実が次々と発覚した。
まず、夫は総務部の平社員と聞いていたが、実際は営業部長だった。
お昼も社員食堂で五百円のランチのはずが、千八百円の和食ランチ。
仕事帰りは部長クラスと小料理屋で酒を飲み、その足でキャバクラへ・・・。
Aさんに報告すると、案の定、財布を握っているのは夫で、Aさんは生活費しか貰っていなかった。
こういうケースの場合、夫が財布を握っているパターンが多いのだ。
『給料がいくらで、預金はどのぐらいあるのか』
夫は、いつ聞いてもはぐらかしていたという。
Aさんは、調べた事実を夫に突きつけ、『離婚する』と言って家を飛び出してしまった。
・・・数日後・・・
私をAさんの友人だと勘違いしている夫から電話がきた。
「妻と別れたくない、何とか助けてほしい」
弱々しい声で泣きついてきた夫に、関係修復を約束、Aさんの元へ向かった。
Aさんは、夫のカードから百八十万円を引き出し、ハワイ旅行中だったのだ。
待ち合わせ場所のビーチに着くと
Aさん 「せっかくだから、二人で楽しみましょうよ!!」
私達は夫のお金で、五日間のバカンスを満喫。
日本に戻ったAさんは、夫を許し、夫に本当の給料を聞き出し、月々の小遣いを要求した。
この夫は、毎月二十万円もの給料をごまかし、好き勝手に使っていたとか・・・
給料明細を見せない夫を信用するな!!ってことですね。
女探偵ノゾミ
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